ロンジェ風水アカデミー、学長の東道里璃です。

今回は、個別運勢方位鑑定図面作成に取り組まれた受講生からのご質問への回答を、シェアしたいと思います。

Q.家族それぞれの吉方位が違う場合、個別運勢方位はどういかしていけば良いのでしょうか?

A.一家の主人の方位を優先するのが基本です。考え方としては、凶方位は意識せず、吉方位を生かすことにフォーカスします。


風水空間デザイン™️の設計・デザインの大きな特徴は、方位よりも氣の流れを重視することです。土地を選ぶとき、間取りや家具の配置を考えるときの優先順位は氣の流れのほうが高いですが、同時に、個別の運勢方位も合わせられると理想的です。

個別運勢方位鑑定は、ご夫婦、ご家族で吉方位が違う場合があるので使い方、伝え方が大切です。まず、私がクライアントにお話する場合は、凶方位があることは知らせず、吉方位だけをお知らせします。凶方位は意識せず、吉方位をいかに生かすかにフォーカスすることがポイントです。

全体運を司る玄関は、一家の主人の吉方位に合っているのが理想的です。しかし、リビング・ダイニングは家族みんなで使うので、私はあまり個別運勢方位を気にしません。ダイニングの座る位置を決める時に参考にする程度です。

ダイニングの席について、これまでの受講生から、かわいらしいお話を伺いました。その受講生はお子さんが5人いらっしゃって、ダイニングで子どもたちに人気の席があったそう。人気の理由は、吉方位でした。お子さんたちは無意識に居心地の良さを感じ取り、席の取り合いになっていたようです。

◆ハッピーな情報として受け取っていただく

寝室のベッドの場合は、まず部屋の方位で吉方位をみて、次に枕の向きで吉の方角をみます。ベッドや部屋の配置は氣の流れの鑑定法を優先し、その上で個人の吉方位をみます。

ご夫婦で吉方位が異なるクライアントにご説明する場合は、例えば「部屋はご主人の吉方位、奥様にとっては枕の向きが吉方位です」というように、ご夫婦それぞれの吉方位に入っていることをお伝えし、運氣が上がるHappyな情報として受け取っていただくようにしています。

個別運勢方位で家族の誰かを優先するとしたら、経済的な主人の吉方位を優先します。ただ、風水を氣にされているのは奥様のほうが多いので、奥様にとっても何かしら良い情報をお伝えするといいですね。

机の場合、お部屋の方位はご夫婦どちらかの吉方位になると思いますが、椅子の向きで、それぞれの吉方位になるようにレイアウトできるといいですね。

◆優先すべきは氣の流れ

風水空間デザイン™️の考え方は、良い意味を持っているもの、長所を伸ばすイメージで使います。同じ家の方位でも、鑑定法の違いで吉になったり凶になったりします。その時は、良い意味にフォーカスして、その運氣を伸ばすようにインテリアを整えていきましょう。

個別運勢方位は、氣の流れを崩さない範囲で使うのが基本です。個別運勢方位を氣の流れより優先すると住み心地の悪い家になりますので、くれぐれも風水鑑定法の優先順位を間違えないように気をつけてください。

The following two tabs change content below.
東道里璃【Lily Todo】 株式会社ロンジェ 代表取締役 立教大学大学院異文化コミュニケーション学修士 著書「琉球風水で叶うナチュラルエレガント 風水空間デザインの教科書」(ガイアブックス刊) 東洋哲学の陰陽五行、琉球王朝の風水思想を、働き方・暮らし方・生き方に活かす「陰陽ライフスタイリスト講座」を主宰。宇宙の法則「陰陽論」を、脳科学・色彩心理学・西欧伝統インテリア・ライフデザインと統合。オリジナルの”陰陽ミキサー”を使った再現性の高い「陰陽バランス調整法」を提唱する。女性経営者、社長夫人など、会社経営に関わる女性の悩みやストレスに寄り添う。人間関係や心の在り方はお金には換算できないが、失った時の損失は計り知れないことから、会社と家庭の双方における、関係者との関わり方、室内環境の調え方、役割、心得など、陰陽の調和の取れた理想のライフスタイルへと変革するための支援を行っている。 「幸せになるには原理原則があります。他人を変えることはできませんが、自分を変えることはできます。古代中国から伝わる宇宙の法則「陰陽論」で人生のバランスを取り、新しい生き方の扉を開きませんか」 特典付きニュースレター「陰陽ライフスタイル通信」配信中 https://longe.jp/newsletter/