『東道里璃のLily’sスペースジャーニーch』は、2022年5月27日(金)開局。

毎月第2金曜日と第4金曜日の18時に最新作をアップいたします。

番組コンセプト

 琉球王朝時代、風水思想を軸に首里城、集落、琉球民家が作られた。琉球風水師のLily(東道里璃)が、琉球の島に広がる風景から身近な生活空間にいたるまで、様々な風水空間を旅する。現代の沖縄に残る琉球風水の風景・空間を見つけ出し、そこに込められた当時の人の想いをストーリーで語る。琉球風水の思想が根底に流れる現代インテリアの実例も紹介。自然と調和した持続可能で豊かな世界を考えるうえで、先人の思いを現代の空間設計や暮らしに表現するヒントに。

社会課題の解決に向けた取り組み

SDGs実行プランとして、街づくりのあり方を普及啓蒙

 帝国データバンクが発表したSDGsの意識調査によると、住み続けられるまちづくり「目標11」を意識している割合は15%(前年比2.2%増加)。17項目中7位と市場の意識が向いている事がハッキリしている。物質的な豊かさから心の豊かさを求める時代に入り、生活の質Quality of lifeの向上が求められている。しかしながら、SDGsの具体的な実行プランはほとんど明確にされていない。琉球王朝時代の三司官、蔡温は、100年後の未来を見据え、琉球王国が持続可能に発展するため、風水思想を軸に政策を展開した。300年前にSDGs的視点で街づくりをしていた先人の思想に学び、風水思想が現代の暮らしにどのように活かせるのか、現代へ生かすヒントを投げかける。

コロナ渦による沖縄の観光業界への打撃

 コロナの影響により、沖縄の観光業界は大きな打撃を受けた。旅行が自由にできる日が戻って来た時、「沖縄に行きたい」と思ってもらえることを意識して番組制作を行う。沖縄のホテルや観光施設、道路の整備など、物質的なハード面は発展を続けてきた。一方で、沖縄はリピーターも多く、伝統や文化を理解して、感情的に深い体験をしたいニーズも高い。しかし、ソフト面で期待に応えられるコンテンツはまだ少ない。動画は、沖縄に伝統的に伝わる考え方や想いなどの目に見えないものを、ストーリーで語ることで感情に訴えかけることができるツール。心が動き、知識が向上すれば、沖縄で観光業を営む側も、沖縄へ来る観光客側も、沖縄の風景を見る目が変わる。沖縄には、有名な観光施設だけでなく、集落や自然など、ディープな沖縄を楽しめる場所はたくさんある。沖縄の深い楽しみ方を伝えることで、沖縄のブランド価値をさらに高めることを目標に、番組制作を行う。

Lily’sスペースジャーニーは、タイムス住宅新聞コラムとも連動しています。Lilyの旅をご一緒できるように、リアルジャニー企画も行って行く予定です。お楽しみに。