学んで、歩いて、語る。
風水看の目で、多良間島を読み解く4時間30分。
多良間島には、自然と人の暮らしが共に生きる、琉球風水の考え方が息づく景観が残されています。
海から集落へ、集落から畑へ、そして一軒の家へ。
島には、強い風から暮らしを守る森や、水を育む場所、祈りの場、集落を包む「抱護(ほうご)」の環境が重なっています。
このフィールドワークでは、琉球王国時代の「風水看(フンシーミー)」になったつもりで、史料や地図を手がかりに、多良間島の風景を読み解いていきます。
あなたなら、多良間島をどう読み解きますか?
風水というと、占いや方角を思い浮かべるかもしれません。
しかし、琉球風水は、山や森、水、風、土地の高低差、集落、そして人々の祈りの場所まで含めて、自然と人の暮らしの関係を読み解いていく「土地の読み方」です。
今回の旅では、四神という風水の視点から島を見ていきます。
玄武・青龍・白虎・朱雀は、どこにあるのか。
なぜ、そこに森があるのか。
なぜ、そこに聖地があるのか。
なぜ、集落はこの場所につくられたのか。
答えを覚えるのではなく、実際に歩き、自分の目で確かめながら考えていきます。
この旅の特徴
01|BOOKで学ぶ
フィールドに出る前に、「琉球風水集落探究BOOK」を使って、琉球風水の考え方と多良間島の歴史・地形・集落について学びます。
首里城の風水、四神、抱護、御嶽、村抱護などを手がかりに、これから歩く島を「風水の目」で見る準備をします。
02|島を歩いて、四神を探す
地図で学んだことを、実際の風景の中で確かめます。
ウェーキやーで屋敷抱護を見学した後、集落の中央にある番所跡へ。
そこを起点に玄武を探し、白虎エリアの遠見台から集落全体を俯瞰します。
さらに朱雀、青龍へと進みながら、森、地形、水、聖地、道などを観察します。
フィールドでは羅盤を使って方角を測ったり、実際にその場所に立って、風や光、地形、森の深さなどを体感します。
約4.7km、約7,000歩。
休憩をはさみながら、四神をめぐる旅に出ます。
03|感じたことを、言葉にする
フィールドワークから戻ったら、最後に探究BOOKを開きます。
そこで、実際に島を歩いて見つけたこと、感じたこと、考えたことを書き出します。
そして、参加者同士で対話します。
同じ場所を歩いても、見えるものや感じることは人によって違います。
自分の発見を言葉にし、誰かの視点を聞くことで、もう一度、多良間島の風景を見つめ直します。
4時間30分の探究プログラム
① オリエンテーション|事前講義
琉球風水・四神・抱護・多良間島の歴史を学ぶ
↓
② フィールドワーク|四神を探す
地図を手に島を歩き、四神のエリアを自分の目で確かめる
↓
③ ダイアローグ|振り返りと対話
探究BOOKに発見を書き、みんなで語り合う
BOOKで学び、島で確かめ、対話を通して考える。
この一連の体験を通して、皆さん自身の目で、
「多良間島は、どのように人の暮らしを抱き護ってきたのか」
を探究します。
四神の視点で、多良間島を見る
玄武|王朝時代の御嶽と腰当の森
集落の背後にある森や微高地、御嶽などを手がかりに、島を背後から支える「玄武エリア」を探します。
朱雀|大津波も乗り越えた村抱護
集落の前方に広がる農地や、南側に続く村抱護を見ながら、開かれた前方の環境を読み解きます。
白虎|島の記憶を継ぐ森
丘陵と人工的な抱護林、島の起源に関わる聖地や里神の拝所をめぐり、島に受け継がれてきた記憶をたどります。
青龍|東を護る水と森
抱護の林帯や湧き水、塩川の聖地などを訪れ、水と森が集落をどのように支えているのかを見ていきます。
※ここで紹介する四神の配置は、歴史資料や地形、現在残る森・水・御嶽などを重ねて、多良間島の景観を読み解いた仮説です。現地で実際に確かめ、自分自身の発見を見つけてください。
多良間島に残る「抱護」
多良間島の大きな特徴の一つが、島の各所に残る「抱護」です。
海岸には浜抱護。
集落には村抱護。
農地には畑抱護。
家には屋敷抱護。
島から家まで、異なるスケールの「抱き護る環境」が重なっています。
これは、自然をただ残すのではなく、
どこから風が来るのか。
どこを守る必要があるのか。
水はどこにあるのか。
人はどこで暮らすのか。
自然の力を読みながら、人の手を加えて暮らしやすい環境をつくってきた知恵として見ることができます。
聖地を訪ねるということ
この旅では、御嶽や拝所など、現在も島の人々が大切にしている祈りの場所を訪れます。
そこは、単なる観光スポットではありません。
場所ごとの決まりや地域の文化を尊重し、まずは静かにその場を感じることを大切にします。
写真を撮ることよりも、その場所に積み重ねられてきた祈りや記憶に耳を澄ませてみてください。
こんな方におすすめです
- 沖縄の歴史や文化を、実際の場所で体験したい方
- 多良間島の集落や景観を深く知りたい方
- 琉球風水に興味がある方
- 建築・都市・ランドスケープに興味がある方
- 地域の自然と暮らしの関係を考えてみたい方
- 「見るだけ」ではなく、自分で考える旅をしてみたい方
- 家族や仲間と、普段とは違う島の楽しみ方をしたい方
専門的な風水の知識は必要ありません。
必要なのは、
「なぜ、ここにあるんだろう?」
と考えてみる好奇心だけです。
多良間島を、もう一度見る。
森、水、風、道、地形、聖地、集落。
これまで何気なく見ていた風景が、少し違って見えてくるかもしれません。
風水看の目を借りて土地を読み、実際に歩いて確かめ、自分の言葉で考えてみる。
それは、多良間島を「観光する」のではなく、
多良間島と対話する旅。
あなた自身の「風水メガネ」で、多良間島を読み解いてみませんか。
ツアー概要
ツアー名
多良間島 琉球風水探究型フィールドワーク
所要時間
約4時間30分
歩行距離
約4.7km
歩数の目安
約7,000歩
内容
オリエンテーション・事前講義
フィールドワーク
振り返り・ダイアローグ
持ち物
歩きやすい服装・靴、飲み物、帽子、雨具など
注意事項
天候や島の状況により、ルートや内容を変更する場合があります。
聖地を訪れるため、地域の文化や決まりを尊重してご参加ください。
参加のお申し込み
このツアーは、沖縄県の離島観光・地域体験を紹介する「しまたび」でお申し込みいただけます。
多良間島 琉球風水探究型フィールドワークの詳細・お申し込みはこちら
学んで、歩いて、語る。
多良間島の風景を、あなた自身の目で読み解いてみませんか?
