風水でインテリアというと、西に黄色、丸いもので金運アップ!
といった感じで、方位に合わせて色やアイテムを取り入れるもの。
そんなイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか?
実は、方位に合わせる方法だけではないんですよ。
こんにちは。ロンジェ認定講師の比嘉千賀子です。
当アカデミー主催の「琉球風水のインテリアファブリックセミナー@ホテルハーベスト」が、10月24日に終了いたしました。
建築に風水を取り入れる段階としては、「土地を探すとき」「間取り(空間構成)を決めるとき」など、いくつかありますが、今回のセミナーでお伝えしたのは「インテリアを整えるとき」。
しかも、テーマカラーや使う家具、壁紙が決まった状態のお部屋を、カーテンやクッション、テーブルセンターといったファブリックのコーディネートだけで風水の良い空間に整える方法でした。
ポイントは陰陽のバランス
セミナー会場となった浦添市にある「ハーベスオキナワ」は、学長の横川明子がファブリックコーディネートに関わったコンドミニアムホテル。11月に開業します。
横川が提案したファブリックコーディネートの軸は、インテリア風水と聞いて多くの方が思い浮かべる方位ではなく、琉球風水の特徴の一つである「陰陽理論」。
調和のとれた氣の流れの良い空間を作るには、色の種類や明るさ、鮮やかさ、素材の質感や物の形などが持つ陰と陽の性質を踏まえ、部屋の用途に応じてどういった割合で用いるかが一つのポイントになります。
セミナーでは横川が講師を務め、階ごとに緑、赤、茶、黄、水の5色のテーマカラーを持つリビング・ダイニングと寝室について、5色のテーマカラー別にファブリックを決めるステップと陰陽バランスの整え方を解説。
陰陽の最適なバランスで空間の調和を図りながら、運気をアップするカラーや縁起の良いモチーフをカーテンやタッセル、クッション、テーブルセンター、ウオールデコレーションにさりげなく取り入れることで、空間にまとまりと華やかさ、上品さが生まれることを体感できました。
テーブルコーディネートもシンクロ
セミナーには、リビング・ダイニングの壁を彩るウォールデコレーションの制作と、各部屋のテーブルコーディネートを手掛けた、フラワーアーティストで、食空間コーディネーターでもある宮平亜矢子さんもゲストでご参加くださり、テーブルコーディネートのコンセプトやポイントを直に教えていただきました。
琉球風水の視点からコーディネートされたファブリックと、宮平さんの素敵なテーブルコーディネートのシンクロに、空間を心地よく、美しくしつらえる奥深さと楽しさを感じる機会になりました。
陰陽バランスを用いたファブリック選び、お部屋の模様替えに生かすのも楽しいですよ。
比嘉 千賀子
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