ロンジェ®︎琉球風水アカデミー学長の東道里璃です。

ロンジェ琉球風水アカデミー11月の活動を、マンスリーレポートとして報告いたします。

風水空間デザイン®︎講座1級の内容や、伝統工芸品を主役にしたデコレーション術セミナーの開催、受講生の実践や相談に対する私からのフィードバックなどを、一部抜粋して報告いたします。

このレポートを読んでいただくと、「理想の家」を手に入れる軸=価値観を見つけるヒント、沖縄の伝統工芸品を現代住宅にファッショナブルに取り入れるコツなどがわかります。

住まいも人生もより美しく、心地よく充実させる学びと実践法として、風水空間デザイン®︎をお役立てください。

11月の全体講義の内容を紹介

今月は、風水空間デザイン講座1級の4回目。インテリアデザインのための「風水プラン(2)陰陽鑑定」と「価値観の明確化とドリームルーム実現シート」について、講義とワークを行いました。

7ステップで現状分析 陰陽ミキサーで言語化 

陰陽鑑定では、現状分析を7つのステップで行うワークシートの解説を行いました。

氣の流れの鑑定についても7つのステップがあり、基本的な流れは同じですが、2番目のステップである「分析」のツールが、鑑定法により異なります。氣の流れは抽象的でわかりにくいため、私が現代住宅でよく見かける氣の流れの問題を文章化して、チェックシート形式で分析を行う方法をとりました。

陰陽鑑定も、抽象的でわかりにくい鑑定法です。そこで、ロンジェでは陰陽鑑定用に「陰陽ミキサー」というツールを開発し、抽象的な陰陽バランスを直感操作でミキサーを動かし、言語化する際は、ミキサーを動かした理由を解説していただくような形でワークシートを作成しています。

陰陽ミキサーを開発したのは3年くらい前ですが、今回は方法論を体系化しての初レクチャーでした。受講生からは「ミキサーの操作はなんとなくできてはいたけど、今日のレクチャーで、ミキサーを動かす順番や、ミキサーを動かす意味がよくわかりました」などの意見が上がりました。

価値観を明確にして理想の家・部屋を手に入れる 

価値観については、3年くらい前から講義の中に取り入れ、価値観を見つけ出すためのワークもいくつか制作してきました。今回は、講座をつくるために、1ヶ月をかけて学術文献などもリサーチ。「価値観」は、これだけをテーマに博士論文になるくらい壮大な世界観であると感じました。それだけに、丸々1ヶ月、価値観について考える時間を過ごしました。

自分の考えをまとめるためにブログを執筆し、ひたすら文章化していく毎日。一本のブログに1ヶ月もかけたのは初めてです。力を入れた甲斐あって、これまで未開の部分が開けてきました。

まず疑問に思ったのは、「価値観とは先天的なものなのか、後天的なものなのか」ということです。調べていくと、先天的なものと、後天的なものの2種類ありました。 また、よく聞く言葉に「自分軸」と「他人軸」がありますが、それが一体何なのかについても調べ、論理的に構造化して説明できました。

ロンジェでは、住宅の設計に入る前に、理想のイメージを描くワークを行います。しかし、このワークには落とし穴があることに気づきました。

理想のイメージ、つまり夢や目標は、価値観から描いていきます。自分軸=本物の価値観で描くことができれば、人生の目的にあった夢を描くことができます。しかし、他人軸=偽物の価値観で夢を描いてしまうと、本当の自分の求めている世界ではなく、他人の目を氣にした偽りの夢を描いてしまいます。

例えば

有名になって、セレブのように豪邸で贅を尽くした生活をする

という夢を描いたとします。

しかし、この夢、他人の目を氣にして物欲を満たすだけで、本来の自分が何をしたいかにフォーカスしていません。「自分がどう生きたいのか」という人生観が全くわかりません。

受験戦争で勝ち抜いて有名大学に入る、スポーツで1位になって結果を出すなどは、すばらしい目標達成に見えます。しかしこれが、自分が「心からそうしたい」のではなく、外側から刷り込まれた価値観で目標を設定しているのなら、達成しても幸福度は高くなりません。目標達成後に燃え尽きてしまい、その後、何をしていいのか方向を見失ってしまいます。

家づくりは一生の買い物です。このような失敗を避けられるよう、ロンジェ®︎では理想の家のイメージを描く前に、自分の価値観と向き合ってもらうためのワークシートを準備しています。

受講生からは、「理想のプランをつくりあげるためにも、ワークで自分と向き合って価値観を深掘りし、本当の自分軸を見つけたい」という意見がありました。

沖縄の「伝統工芸品が主役! 琉球風水デコレーション術」セミナー開催

11月25日、糸満市にある琉球ガラス村にて「伝統工芸が主役! 琉球風水デコレーション術」セミナーを開催しました。

当日は、壁のデコレーションスペースを、琉球ガラス村様のセミナールームに造作。この壁の前にダイニングテーブルを置き、琉球ガラスを主役にしたテーブルコーディネートを展示しました。

テーブルと壁をデザイン的につなげる場合は、まずテーブルのデザインから考えて、次に壁のデザインを考えていきます。このプロセスは、私が実際に自宅のダイニングのデザインを考える時も同じでした。

生活小物には自分のテイストが出るので、小物とインテリアに統一感が出ると美しくまとまります。テーブル装飾も、食器やプレートなど頻繁に買い替えないものはニュートラルなものをセレクト。テーブルクロスやテーブルナプキンは、色や柄を変えるだけでイメチェンできるようにデザインしました。

布物は場所もあまりとりませんし、金額もそれほど高くありません。でも、テーブルクロスの色やテーブルナプキンの柄で、世界観を大きく変えることができます。

壁紙は、白地に金と銀のラインでダマスク柄が描かれたエレガント系。壁紙の周りをモールディングで装飾し、全体のイメージとしては、西洋のクラシカルなスタイルに設えました。

日本ではあまり馴染みのないモールディングですが、西洋インテリアでは基本的な要素です。クラシックテイストに必ず登場するので、同じようにクラシックな輝きを放つ伝統工芸品とも相性が良いです。「おしゃれな壁にしたい」時には絶対的にお役に立つアイテムですのでぜひ、参考になさって下さい。

当日は、メルマガの読者様にもご参加いただき、大変楽しい時間を過ごすことができました。ご来場いただきました皆様、そして、ご協力いただきました関係者の皆様へ心より感謝申し上げます。

受講生の実践課題より〜 価値観を明確にする

家のコンセプトをクリアにする

風水空間デザイナー講座1級の、ヒアリングシートに取り組んでいるFさん。コンセプトを設計する上で重要な、自分の「価値観」を記載するワークで、「どうもブレているようで、家で何をしたいのかがわからなくなってしまいました」と話されていました。

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学長 東道里璃からのフィードバック

ふんわりとした価値観を具体的に言語化する

歴史やインテリアスタイル、色彩理論の講義から、理想の家のイメージはだいぶクリアになってきていたFさん。しかし、価値観を記載した内容を見てみると、ふんわりした抽象的なイメージの言葉が並んでいたので、もう少し具体的に言語化すると、住宅のコンセプトがよりクリアになると感じました。

ロンジェのヒアリングシートはもともと、インテリアデザイナーが施主様へのヒアリングの際に使うテンプレートとして作りました。建築やインテリアの設計では、ヒアリングをする際に、施主様の価値観に深入りすることもないので、イメージがふんわり共有できれば良いと考えていました。

しかし、私自身が自分の家のコンセプトを設計する際は、自分なりにゴールが見えているので、あえて言語化しなくてもよかったのですが、受講生が施主の立場でコンセプト設計する際は、価値観の言語化の必要性を強く感じました。今月の講義で解説を行った価値観を明確にするワークを通して、Fさんがしっかり言語化できるようサポートしていきます。

【お知らせ】2024年2月8日(木)開講予定「琉球空間デコレーター養成講座」

「自然と調和する風水思想に学び自分軸を定める」

「西洋的なインテリア装飾で美しく暮らす」

この2つを同時に実現。東洋の精神文化、西洋の装飾文化を歴史、哲学、理論を学び、コンセプト設計から実演を繰り返し、ゼロから一のアートを生み出す力を磨きます。

テーブルの主役に、沖縄の伝統工芸品を用いた「琉球オリエンタルスタイル」のインテリア&テーブルデコレーション。伝統工芸品の良さを際立たせる脇役のテーブル小物を準備し、伝統工芸の技術を次世代へつなぐお手伝いが少しでもできればと思っています。

琉球空間デコレーター養成講座は、ロンジェ琉球風水アカデミー玉城本校での約1年の対面講座になりますが、オンラインでも講座の雰囲気を体感いただくことができます。

「琉球空間デコレーター養成講座」に興味をお持ちの方へは、体験講座の動画をプレゼント致します。

▼「琉球空間デコレーション体験セミナー」の動画のプレゼントは、こちらからお申し込み下さい。

https://longe.jp/r/stepmail/kd.php?no=eEvylTxze

体験講座の動画をご覧になって受講に興味を持たれた方は特別に、2024年1月6日(土)に開催するロンジェ琉球風水アカデミーのオンライングループコンサルティングへ、無料ご招待いたします。1月6日は「新春 目標設定会」と題し、風水哲学と脳科学を融合したオリジナルワークで、年間ゴールの設定を行います。

「深く学ぶことはまだ考えてはいないけいど、風水やインテリア・テーブルについてもっとよく知りたい。簡単なことからやってみたい」と思われている方には、月額制の会員制コミュニティー「琉球空間デコレーション塾」もございます。1ヶ月から気軽にご参加いただけますので、ご活用ください。

入学希望の方へは、ロンジェ琉球風水アカデミー玉城本校、又は、オンラインにて、個別の入学相談にもご対応します。

ご質問等がございましたら、以下のメールフォームよりお問い合わせ下さい。

▼ロンジェ事務局宛 お問合せメールフォーム

https://longe.jp/r/stepmail/kd.php?no=JqOmqlDpwi

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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東道里璃【Lily Todo】 株式会社ロンジェ 代表取締役 立教大学大学院異文化コミュニケーション学修士 著書「琉球風水で叶うナチュラルエレガント 風水空間デザインの教科書」(ガイアブックス刊) 東京世田谷区出身。成蹊大学経済学部卒。財団法人日本道路交通情報センターに入社し、JARTIC道路交通情報キャスターとしてNHKテレビ、J-waveなどに出演。夢を叶え、充実した人生であったが、忙しい生き方に疑問を抱く。「自然が好き」という価値観に素直に生きることを決意し、退職してニュージーランドへ。1年間、スクーバダイビング、スノーボード、トレッキング、アフタヌーンティーの旅に出て、東京の経済優先の価値観が音を立てて崩れる。「豊かさとは一体なんなのか?」を自分に問いかけるきっかけとなる。帰国後、立教大学大学院へ進学。在学中、乗馬の練習中に落馬して骨盤を骨折し2ヶ月入院。うつ病になるも、なんとか修士論文を書き上げ異文化コミュニケーション学修士号取得。卒業後、新築注文住宅の設計で風水との運命の出会い。しかし、設計は失敗。理想の未来を描けない東京の土地を離れ、2011年沖縄の離島へ移住。沖縄が東京から南西方位にあり、引っ越しのタイミングに風水的大吉方位だったので、風水の効果とやらを実験してみたかった。沖縄最初の新居は、築180年の琉球民家。離島の集落で王朝時代の風水集落に出会い、人生の使命を見つけたと確信して琉球風水師に転身。過去の新築住宅設計失敗の理由を徹底分析。2012年、親族も友人も誰も知り合いのいない宜野湾市で、琉球風水スクールを立ち上げる。ブログによる情報発信が新聞編集者の目に留まったことを機に、沖縄タイムス系新聞コラム通算80本以上執筆。有名企業・団体からの依頼でセミナー講師を務め、参加者の数は1000人以上に。新築住宅や商業空間の現場でも風水デザインを監修。2022年『琉球風水でナチュラルエレガント 風水空間デザインの教科書』出版。現在、聖地の点在する南城市の風水集落に住み、オンライン&対面のハイブリッド型のスクール、ロンジェ琉球風水アカデミー運営。少人数制の個別対応で、受講生に寄り添い、ひとりひとりの価値観にあった土地選び、家選び、室内装飾、生き方を一緒に考えている。県内の大学でも非常勤講師を務める。 「生き方に迷ったら、リセットボタンを押してみよ。人生はゲームさ。何度でもリスタートできるよ」 特典付きニュースレター「琉球風水インテリア通信」配信中 https://longe.jp/newsletter/