【写真:フロントページ】

風水空間デザイナー®️の東道里璃です。

沖縄タイムス副読紙「タイムス住宅新聞」に
風水空間デザインでトータルプロデュースした新築住宅が掲載されました。
特集記事として、フロントページ、2面、3面に掲載されています。

施主様は、2015年から2年間に渡り、風水空間デザインを学んできたU様。
「家を建てたくて土地を探しています」と言って、
ロンジェの前身、琉球風水スクール「アムリタ」に入学されました。

そして、設計は、門一級建築士事務所の
金城司(きんじょう つかさ)さん。

司さんは、このU邸の設計中に、
第3回沖縄建築賞(2017年)の
最高賞を受賞されるほどの実力をもつ一流建築士。

私にとっては、本や新聞で、以前から司さんの設計図を見て、
一度お会いしたいと思っていた憧れの建築士でした。

U様のご主人のご希望で、建築士が金城司さんに決まり、
風水アドバイザーとして関わらせていただくという
幸運に恵まれた作品です。

通常、風水鑑定というと、
設計段階のどこかで、一度だけ風水師に見てもらう
というイメージの方も多いと思います。

しかし、こちらのU邸は、
土地選びから、建築計画、建築設計まで、
1年以上にわたり風水コンサルティングを行ってきました。

その分、やり残した感がなく、
どこを見ても美しい設計です。

【2面】

これは、私がトータル的に関わった
ということだけが理由ではありません。

施主様の学びの力と、建築士の力により、
1+1+1=3ではなく、50にも100にもできたような
コラボレーションでした。

まず何よりも、施主のU様が、
風水空間デザインを学んだことで、暮らしの中で風水を実践し、
「どんな暮らしをしたいのか」
その価値観を明確にしていったこと。

そして、風水の氣の流れの無意識の心地よさについて、身体感覚でとらえ、

再現性をもって設計ができるという天才的な能力をもつ、

金城司さんが設計してくださったこと。

風水空間デザインが得意とする、
光や風の流れといった建築計画レベルの配置はもちろん、
動線や視線という人口的な氣の流れも、完璧に整った住宅です。

1)施主様の明確な暮らしに対する価値観
2)暮らしのレベルまで完璧に落とし込まれた氣の流れの設計
3)風水の理論と哲学

この三者が、見事にシナジーを作り出した作品です。

昨年から、何度かU邸にお伺いしておりますが、
想像以上の風水の良さに、驚きました。

一番驚いたのは、夏にエアコン無しで過ごせるほど、
南風がLDを走り抜ける。

風の通り道を作り、風を走らせて、
その通り道に水盤を置き、気化熱で冷えた風がLDに入り込んでくるという
司さんの設計。
初めての体験で、感激しました。

こんなことができるなんて、
「氣の流れの魔術師」のようです。

そして、何よりもU様が、
丁寧に住宅を手入れしていることで、
輝きが、日々増しています。

【3面】

このように、風水がいたるところに取り入れられているU邸ですが、
家具のレイアウト設計も、風水で見事に作りこまれています。

既存住宅のお悩みで、もっとも多いご相談の一つが、
家具がうまく配置できないこと。

これに関しては、原因のほとんどが住宅の構造にあり、
窓、扉、壁、エアコン、収納の位置が関係します。

既存住宅では改善がなかなかできないので、
リフォームするか、我慢して暮らすことになります。

しかし、新築の設計段階では、図面の書き換えができるので、
理想的な家具のレイアウトを可能にします。

この家具のレイアウト設計は、
どういう思想から来ているかというと、
それは、玄武、青龍、白虎、朱雀に四方を囲まれた四神相応理論。

沖縄では、首里城の風水、集落の風水、
民家の風水、仏壇や床の間の風水に、
一つの理論が入れ子構造で取り入れられています。

この四神相応の考え方は、時を超えて、住宅の形や暮らしが変化しても、
快適な暮らしを作り上げる本質的なエッセンスとして、
今もなお、生き続けています。

U邸の机やベッドなどの家具のレイアウトには、
琉球の先人たちから受け継がれた

安心で快適な空間づくりの知恵が、受け継がれています。

受け継がれているのは、表面的な方法論ではなく、思想です。

この思想を理解することによって、

誰にでも、風水の良い空間づくりは、できるようになります。

見た目は完全な現代住宅ですが、
先人の思想が受け継がれることで
歴史とモダニズムが融合した素敵な住宅が出来上がりました。

私がタイムス住宅新聞で連載コラムの執筆を始めたのが、2012年のこと。

その時から、風水で設計されたお客様の住宅が

このタイムス住宅新聞のフロントページを飾ることを夢見てきました。

U様、金城司さんとの出会い。

そして、風水コラムの編集で、いつもサポートして下さり、

今回の記事の執筆をしてくださった比嘉千賀子さんの存在。

良縁に恵まれ、7年越しの夢が叶いました。

関係者の皆さまに、心より感謝を申し上げます。

ありがとうございました。

新聞記事は、こちらからお読みくださいませ(PDF)

この当時は、琉球風水師 横川明子として活動しておりまり、新聞に名前が掲載されております。

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東道里璃【Lily Todo】 株式会社ロンジェ 代表取締役 立教大学大学院異文化コミュニケーション学修士 著書「琉球風水で叶うナチュラルエレガント 風水空間デザインの教科書」(ガイアブックス刊) 東京世田谷区出身。成蹊大学経済学部卒。財団法人日本道路交通情報センターに入社し、JARTIC道路交通情報キャスターとしてNHKテレビ、J-waveなどに出演。夢を叶え、充実した人生であったが、忙しい生き方に疑問を抱く。「自然が好き」という価値観に素直に生きることを決意し、退職してニュージーランドへ。1年間、スクーバダイビング、スノーボード、トレッキング、アフタヌーンティーの旅に出て、東京の経済優先の価値観が音を立てて崩れる。「豊かさとは一体なんなのか?」を自分に問いかけるきっかけとなる。帰国後、立教大学大学院へ進学。在学中、乗馬の練習中に落馬して骨盤を骨折し2ヶ月入院。うつ病になるも、なんとか修士論文を書き上げ異文化コミュニケーション学修士号取得。卒業後、新築注文住宅の設計で風水との運命の出会い。しかし、設計は失敗。理想の未来を描けない東京の土地を離れ、2011年沖縄の離島へ移住。沖縄が東京から南西方位にあり、引っ越しのタイミングに風水的大吉方位だったので、風水の効果とやらを実験してみたかった。沖縄最初の新居は、築180年の琉球民家。離島の集落で王朝時代の風水集落に出会い、人生の使命を見つけたと確信して琉球風水師に転身。過去の新築住宅設計失敗の理由を徹底分析。2012年、親族も友人も誰も知り合いのいない宜野湾市で、琉球風水スクールを立ち上げる。ブログによる情報発信が新聞編集者の目に留まったことを機に、沖縄タイムス系新聞コラム通算80本以上執筆。有名企業・団体からの依頼でセミナー講師を務め、参加者の数は1000人以上に。新築住宅や商業空間の現場でも風水デザインを監修。2022年『琉球風水でナチュラルエレガント 風水空間デザインの教科書』出版。現在、聖地の点在する南城市の風水集落に住み、オンライン&対面のハイブリッド型のスクール、ロンジェ琉球風水アカデミー運営。少人数制の個別対応で、受講生に寄り添い、ひとりひとりの価値観にあった土地選び、家選び、室内装飾、生き方を一緒に考えている。県内の大学でも非常勤講師を務める。 「生き方に迷ったら、リセットボタンを押してみよ。人生はゲームさ。何度でもリスタートできるよ」 特典付きニュースレター「琉球風水インテリア通信」配信中 https://longe.jp/newsletter/