東道里璃です。
今日は、風水空間デザインの新築住宅プロデュース事例をご紹介したいと思います。
初めての家づくりはわからないことだらけ。家づくりの本や雑誌を数冊読み、ネットや住宅雑誌で、建築家や設計会社を探すという流れで、新築される方も多いと思います。ここを簡単に考えている方も多いかもしれませんが、家づくりをする上で、一番重要なポイントというのは、実は、建築家や設計会社を選ぶところにあると思います。ここで、家づくりの運命が決まるとまで言えるかもしれません。
私は、2度目の新築住宅の設計に入る前、まずは、「モダンリビング」という雑誌を買ってきて、数ヶ月の間、読み続けていました。雑誌の中の広告に、建築家をコンペで選ぶ、住宅プロデュース会社がありました。建築家を誰にしていいかわらない施主であった私は、コンペで選ぶことにしました。30もの設計プランが集まり、気に入ったプランを描いてくださった建築家5名と面談。その中からお一人選んで、家づくりがスタートしました。
◆間取り図には設計者の“生き方”も現れる
しかし、この家は建ちませんでした。それはなぜなのか…
風水を取り入れた新築の間取り設計が失敗したお話は、これまでもお話ししてきましたが、実は家が建たなかった決定的な要因は、風水ではなく、建築家にありました。
なんと、この建築家は、まだプランができあがっていない基本設計図を、施主の確認も取らずに、建築確認申請に出してしまったのです。
建築確認申請を出すということは、それ以降のプランの変更ができなくなるということです。ちょうど、建築業界ではニュースでも大々的に報道された、大規模な偽装事件がありました。建築基準法が改正されるタイミングで、法改正の前に、あわてて申請を出したとのことでした。
そして、この建築家との設計契約を破棄した後、果たして、この家は風水的にどうだったのかと、風水鑑定をしている方のところに図面を持って行ったら、「風水的にも最悪だった」という結果が待っていたのです(汗)
風水にしても、建築にしても、一般の人にもわかりやすく書かれている本や雑誌などから、部分的な知識を寄せ集め、生半可な知識で物事に取り組むリスクを実感した出来事でした。風水師となった今では、間取り図を見るだけで、様々な判断ができるようになりましたが、家づくりの初心者の時には、こんな痛い思いをしています。
間取り図の中には、設計図を描くテクニックだけでなく、建築家の考え方、生き方も現れています。確固たる判断基準をもって、自分にあった建築家を選べることが理想の家づくりの第一歩です。
◆成功の秘訣は、家づくりの前に学ぶこと
そこで、今回は、素晴らしい建築家との出会いを果たした、ロンジェ®︎の受講生の新築住宅の事例をご紹介します。
施主様は、まだ土地も決まっていない状態の時に、「あと数年後に家を建てたい」とロンジェ®︎を受講されました。1年目の最終講義の翌日に、願っていた場所に土地が見つかるという奇跡。そして、施主様ご夫婦が選ばれた建築家は、ウェビナーの中でもご登場いただいている金城司さんでした。
私は仕事柄、住宅雑誌や住宅新聞、そして建築賞に出展された設計図を見るのを楽しみにしていますが、最も会ってみたいと思っていた建築家が金城司さんだったのです。これまで拝見していた設計図から、その素晴らしさは伝わってきていたのですが、実際にお会いすると、そのお人柄も素晴らしく、さらに、出来上がった本物の家は、図面の想像をはるかに超える心地よさでした。
この家が出来上がった時、昔の自分の苦い経験が、少しでも誰かのお役に立てたことが嬉しかったです。そして何よりも、家づくりの前に、これだけきちんと家づくりを学ばれた施主様が素晴らしかったのです。これが家づくり成功の一番の要因だと思います。
新築の前準備として風水空間デザイン™️を学んだことで、家づくりの軸を手に入れ、光と風が満ちあふれ、心地よい氣が家中を流れる自然と調和したシンプルで美しい住まいを実現されました。こちらの住宅は、沖縄の住宅専門紙の表紙で取り上げていただきました。
よろしければ、記事もお楽しみください。
◆「光・風・氣満ちる家」の新聞一面記事はこちら
◆一級建築士 金城司さんのインタビュー動画はこちら
東道里璃 (とうどう りり)
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