ロンジェ風水アカデミー、学長の東道里璃です。

風水空間デザイン™️について寄せられたご質問に、お答えしていきたいと思います。今回のテーマは、引っ越しについてです。

Q「引っ越しする土地と時期が既に決まっています。ただ、引っ越し先の建物の周りを歩くだけでもそわそわして、何故か雰囲気が好きになれません。けど、引っ越しするしかないのですが、どうやって風水を良くできますか?」

A「捉え方を変えれば、見える風景も変わります」


ご家族やお仕事の関係で、ご自身の意思に関わらず、引越しをしなくてはいけないというご経験は、どなたでも一度はあるかもしれません。「自分と土地の相性がそもそも合っていない」というケースもあるのですが、実はほとんど場合「先入観や考え方で土地と調和していない」ことが原因になっているケースが多いです。

私自身も移住や長期定住した経験があり、また移住先で、移住が上手くいった方、上手くいかずに戻られた方を見てきました。移住が上手くいく方法はシンプルで、「移住先を好きになる」ことです。

人を見るのも、土地を見るのも同じで、必ず長所と欠点があります。欠点に注目すれば、欠点ばかり見えてネガティブな思考習慣になります。長所を見つける視点をもてば、良いことばかりが見えてきて、プラスの思考習慣が作られます。

選択の余地があれば好きな場所を選べますが、選択の余地がない場合、その土地、その街、その暮らしの中に、一つずつ自分にとっての楽しみを見つけて、自ら楽しい環境を作っていかれると良いでしょう。「好き」「楽しい」というエネルギーは周りにいる人に伝播するので、自分の心をパワースポット化して生き抜いていくくらいの気持があれば、どこでも上手くやっていくことができます。面倒と思われるかもしれませんが、苦境をプラスに転じることができた時、その幸福感や達成感は実に爽快です。

◆街との調和を考え、家の外観を整える

次にできることは、街と調和するために、まず家の外観から風水を整えていくことです。自分が気に入るように好きにすることも大切ですが、街と調和したい時は、周辺環境、つまり周辺の建物や自然との調和を考えて、外観を整えていくといいと思います。門から玄関のアプローチに花や緑があると、その前を通る人の心も癒されます。自宅の玄関を、その前を通る人の気持を考えて、いかに美しく心地良くできるかと考えて行動すれば、その気持は必ず伝わります。そして、もちろん家の中の風水も整えて、ご自身が心穏やかに過ごせる聖域を作りましょう。

最後に、「水が合わない」という言葉があるように、土地と人は相性があります。私は大きく2種類あると感じていて、一つは過去生とのつながりで居心地の良い場所、良くない場所というのは存在すると思います。そして、もう一つは、その方の持っている周波数との調和です。

土地のエネルギーとその方の持っているエネルギーの性質が違う場合、やはり居心地が悪くなります。相性が合わない土地というのは、長く住むことはできません。その場合、自然と別の場所に引っ越すことになります。相性の問題なので、あまり深く考えることなく、環境を観察しながら時期が来たら行動するという心の準備をしておくことが、一つの対処法になるかと思います。

そもそもの相性が合うか合わないかについては、住んでみないとわからないでしょう。こういう場合は、まず無理なくできることから実践してみるのがお勧めです。是非、街を見る視点、捉え方で何かできることはないか、門や玄関アプローチでできることはないか、考えてみてくださいね。

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東道里璃【Lily Todo】 株式会社ロンジェ 代表取締役 立教大学大学院異文化コミュニケーション学修士 著書「琉球風水で叶うナチュラルエレガント 風水空間デザインの教科書」(ガイアブックス刊) 東京世田谷区出身。成蹊大学経済学部卒。財団法人日本道路交通情報センターに入社し、JARTIC道路交通情報キャスターとしてNHKテレビ、J-waveなどに出演。夢を叶え、充実した人生であったが、忙しい生き方に疑問を抱く。「自然が好き」という価値観に素直に生きることを決意し、退職してニュージーランドへ。1年間、スクーバダイビング、スノーボード、トレッキング、アフタヌーンティーの旅に出て、東京の経済優先の価値観が音を立てて崩れる。「豊かさとは一体なんなのか?」を自分に問いかけるきっかけとなる。帰国後、立教大学大学院へ進学。在学中、乗馬の練習中に落馬して骨盤を骨折し2ヶ月入院。うつ病になるも、なんとか修士論文を書き上げ異文化コミュニケーション学修士号取得。卒業後、新築注文住宅の設計で風水との運命の出会い。しかし、設計は失敗。理想の未来を描けない東京の土地を離れ、2011年沖縄の離島へ移住。沖縄が東京から南西方位にあり、引っ越しのタイミングに風水的大吉方位だったので、風水の効果とやらを実験してみたかった。沖縄最初の新居は、築180年の琉球民家。離島の集落で王朝時代の風水集落に出会い、人生の使命を見つけたと確信して琉球風水師に転身。過去の新築住宅設計失敗の理由を徹底分析。2012年、親族も友人も誰も知り合いのいない宜野湾市で、琉球風水スクールを立ち上げる。ブログによる情報発信が新聞編集者の目に留まったことを機に、沖縄タイムス系新聞コラム通算80本以上執筆。有名企業・団体からの依頼でセミナー講師を務め、参加者の数は1000人以上に。新築住宅や商業空間の現場でも風水デザインを監修。2022年『琉球風水でナチュラルエレガント 風水空間デザインの教科書』出版。現在、聖地の点在する南城市の風水集落に住み、オンライン&対面のハイブリッド型のスクール、ロンジェ琉球風水アカデミー運営。少人数制の個別対応で、受講生に寄り添い、ひとりひとりの価値観にあった土地選び、家選び、室内装飾、生き方を一緒に考えている。県内の大学でも非常勤講師を務める。 「生き方に迷ったら、リセットボタンを押してみよ。人生はゲームさ。何度でもリスタートできるよ」 特典付きニュースレター「琉球風水インテリア通信」配信中 https://longe.jp/newsletter/