ロンジェ風水アカデミー、学長の東道里璃です。

風水空間デザイン™️について寄せられたご質問に、お答えしたいと思います。今回は、心地良い空間を作るための家具レイアウトについてお伝えします。

Q「心地良い空間を作りたいのですが、どうしたらいいでしょうか?」

A「心地良い空間は、氣の流れを整えることでできます」


ズバリ一言で言うと、心地良い空間は、氣の流れを整えることできます。では、その氣の流れの良い空間は、どうやって作ればいいのですか?というお話になりますよね。今回はワンポイントアドバイスとして、「座る位置」を例にとってお話していきたいと思います。

座る位置を心地良くするためには、風水的にいくつかポイントがあります。まずは、背中を安定して、安心感のある状態にすること。そして、前方に入り口が来るようにすること。この2点を意識してください。

逆に、座る位置が心地悪いと感じる典型的な例としては、座っている真後ろにドアや入り口があること。それから、背中の後ろ側が人の動線になっていて、人が行き来していることです。こういった状況というのは、背後が無防備になり、氣が散ってしまうため安心感が得られず、心地が悪い環境になります。

◆風水の「物の見方」を身につける

心地良い空間、氣の流れというのは一体どういうところから見ていくかというと、風水の形から生じる氣エネルギーを見る「巒頭(らんとう)法」や、「形勢(けいせい)法」といった理論です。この理論は、座る配置やベッドの配置、住宅の設計、王城の設計にまで対応できる考え方です。

ぜひ、心地良い空間にできるワンポイントをやってみて、「あ〜、なるほど」と感じた方は、それをどんどん応用できるように、風水の「思想の軸」というのを身につけていかれると楽しいのではないかと思います。

風水の考え方には、古代の中国哲学、氣の流れや陰陽論、それから自然と人間を一つのつながりのある存在として見るといった「物の見方」があります。そういった物の見方を身につけていくと、その考え方によって人生がどんどん変わっていくという経験もできます。

風水に興味を持たれた方は、方法論も大切ですが、ぜひ、その背景にある考え方がどういうものなのか、ということに興味を持っていただけるとうれしいなと思います。

The following two tabs change content below.
東道里璃【Lily Todo】 株式会社ロンジェ 代表取締役 立教大学大学院異文化コミュニケーション学修士 著書「琉球風水で叶うナチュラルエレガント 風水空間デザインの教科書」(ガイアブックス刊) 東京世田谷区出身。成蹊大学経済学部卒。財団法人日本道路交通情報センターに入社し、JARTIC道路交通情報キャスターとしてNHKテレビ、J-waveなどに出演。夢を叶え、充実した人生であったが、忙しい生き方に疑問を抱く。「自然が好き」という価値観に素直に生きることを決意し、退職してニュージーランドへ。1年間、スクーバダイビング、スノーボード、トレッキング、アフタヌーンティーの旅に出て、東京の経済優先の価値観が音を立てて崩れる。「豊かさとは一体なんなのか?」を自分に問いかけるきっかけとなる。帰国後、立教大学大学院へ進学。在学中、乗馬の練習中に落馬して骨盤を骨折し2ヶ月入院。うつ病になるも、なんとか修士論文を書き上げ異文化コミュニケーション学修士号取得。卒業後、新築注文住宅の設計で風水との運命の出会い。しかし、設計は失敗。理想の未来を描けない東京の土地を離れ、2011年沖縄の離島へ移住。沖縄が東京から南西方位にあり、引っ越しのタイミングに風水的大吉方位だったので、風水の効果とやらを実験してみたかった。沖縄最初の新居は、築180年の琉球民家。離島の集落で王朝時代の風水集落に出会い、人生の使命を見つけたと確信して琉球風水師に転身。過去の新築住宅設計失敗の理由を徹底分析。2012年、親族も友人も誰も知り合いのいない宜野湾市で、琉球風水スクールを立ち上げる。ブログによる情報発信が新聞編集者の目に留まったことを機に、沖縄タイムス系新聞コラム通算80本以上執筆。有名企業・団体からの依頼でセミナー講師を務め、参加者の数は1000人以上に。新築住宅や商業空間の現場でも風水デザインを監修。2022年『琉球風水でナチュラルエレガント 風水空間デザインの教科書』出版。現在、聖地の点在する南城市の風水集落に住み、オンライン&対面のハイブリッド型のスクール、ロンジェ琉球風水アカデミー運営。少人数制の個別対応で、受講生に寄り添い、ひとりひとりの価値観にあった土地選び、家選び、室内装飾、生き方を一緒に考えている。県内の大学でも非常勤講師を務める。 「生き方に迷ったら、リセットボタンを押してみよ。人生はゲームさ。何度でもリスタートできるよ」 特典付きニュースレター「琉球風水インテリア通信」配信中 https://longe.jp/newsletter/