ロンジェ風水アカデミー、学長の東道里璃です。

風水空間デザイン™️について寄せられたご質問に、お答えしたいと思います。今回は、新築時の風水の取り入れ方についてです。

Q「新築の間取りは建築確認まですすんでおり、これから内装、インテリアの打ち合わせです。今からでも氣の流れをよくできる風水の工夫などはできるでしょうか?」

A「基本設計、建築確認申請が終わった後の段階でも風水を良くできることはたくさんあります」


新築で風水を取り入れるタイミングは、大きく分けて4回あります。

  • STEP1 土地選び
  • STEP2 ゼロから1の間取り設計図を作成する時
  • STEP3 基本設計が終わり、内装の打ち合わせに入る時
  • STEP4 新居に入居する時

ご質問をいただいたのはSTEP3の段階ですので、新築のインテリアを考え始めるベストタイミングです。このタイミングで、風水空間デザイン™️を取り入れると、壁紙、天井、床、建具など、インテリアをトータルデザインでき、得たい運氣にあった色や柄で、家具や設備、壁紙を選ぶことができます。

建築はもちろん大事ですが、インテリアは私たちの感情に毎日訴えかけてくる重要な部分です。新築の時は、どちらにしてもインテリアにコストをかけますから、無計画に購入してチグハグなインテリアで日々を過ごすより、統一感のあるトータルデザインと、その空間で得たい感情に合わせたインテリアを手に入れられるほうが、暮らしも人生も満足度の高い家になると思います。

内装が全て出来上がってから、「失敗した」と思っても、コストをかけているので、新品を全部取り替えようという気持ちにはなかなかなりませんよね。結局、10年以上あとのリフォームのタイミングまで、改善を待つことになりますので、統一感のある美しいインテリアを計画する上でとても重要なタイミングです。

ではここで、アメリカと日本の新築住宅のインテリアデザイン事情を比較してみましょう。

◆アメリカの新築住宅インテリアデザイン

以前、アメリカのインテリアデザイナー講座を受講した時に、インテリアデザイン事情について、質問をしました。

アメリカでは、建築士とインテリアデザイナーの役割分担は、明確な線引きがあるそうです。建築士は箱を作る人。箱ができあがった後は、壁紙、床、天井から、家具、ファブリックまで、インテリアデザイナーがトータルデザインするそうです。

インテリアのデザイン料金は、時給制で、1時間70ドルから150ドル程度かかるとのこと。一軒家をトータルにデザインすると、デザイン料はだいたい100万円から200万円程度。時給制にしているのは、途中まで進んだプランをリセットするお客様がアメリカでもいるためで、お客様によってかかる時間も、手間も異なるからだそうです。

アメリカでは、建築士とインテリアデザイナーの関係は同等で、両者のサインがないと、家を建てられないそうです。インテリアをトータルでプロにデザインしてもらうのは、当たり前のという話でした。

◆日本の新築住宅インテリアデザイン

日本の新築住宅では、内装の施工は、ほとんどの場合、設計会社や工務店、建築士の領域です。一番お聞きするパターンは、各設計会社が、取引している建材メーカーの分厚いカタログを施主様に渡し、施主様自身に選んでいただくというケースが多いようです。

私もそうでした。インテリアスタイルの明確な設定をせず、家具のレイアウト、デザインの計画もたてないまま、壁紙、天井、床、建具が決まることが多いのではないでしょうか。新築住宅の引き渡しの時点で、壁紙や天井がなんとなく決まっているので、あとは、「インテリアコーディネーターに頼むと料金がかかる」「頼みたくても見つからない」といった理由で、施主様自身が家具は家具屋へ、カーテンはカーテン屋に行って購入します。しかし、インテリアについて知識や経験のあまりない施主様にとって、トータルコーディネートというのは、大変難易度の高い仕事です。

風水空間デザイン™️のインテリアのトータルコーディネートの第一段階は、家具と建具(ドア)の統一感を出すことから始まります。しかし、ほとんどの方が、家具を決める前に、設計会社から渡されたカタログの中から部分的に建具だけを見て選んでしまうところからスタートします。もしも、ベースとなる家具と建具の調和がとれていない状態から、インテリアコーディネートをスタートするとなると、他の建材で調和を取るのはとても難しくなります。

また、竣工後、家具やファブリックを揃えるのに、数百万円かかるのですが、家の引き渡しが終わるまで、そこに気づかず、金額を知って驚く方が大変多いのです。そして、インテリアにかかるコストは、銀行から借入できないので、予算が足りない…ということも起きてきます。

「家づくりは初めて」という施主様が多いので難しいとは思いますが、間取り設計からインテリアを整えて入居するまで、家づくりの全体像を俯瞰してみる視点が必要です。

◆家具、ファブリック導入時もチャンス

STEP4の竣工後、新居へ入居する時に、家具やファブリックを導入する段階も、風水空間デザイン™️を取り入れるチャンスです。安心感のある心地よい氣の流れ、動線の確保や収納計画まで考えて、家具の寸法や置き方など、家具のレイアウトをしっかりと風水設計してから家具を購入すれば、購入後に後悔するリスクを、大幅に減らすことができます。

この段階では建築の構造的に、すでに窓やドアの位置が決まっているので、それに合わせて家具をレイアウトすることになります。ただ、家具を買う前に風水レイアウトを設計しておけば、家具の置き方やサイズで風水を良くすることができます。

そして、すでにできあった内装に合わせて、カーテンやアクセントになるクッション、テーブルクロスなどのファブリックをトータルコーディネートすることで、調和と美しい彩りを加えることができます。新居のインテリアは、家具やファブリックを間違えてしまうだけでも数百万円のリスクがあります。もし、失敗してしまった場合、コスト的にリカバリーできないケースが多く、そのまま我慢する生活が待っています。

インテリアのデザインは、間取り設計に比べて軽視する方も多いのですが、毎日の感情に影響する部分です。毎日の感情は潜在意識に刷り込まれ、その人の人格を作り上げていきます。新築の時は、風水の良い気の流れとデザインにこだわって、インテリアを計画されると安心です。

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東道里璃【Lily Todo】 株式会社ロンジェ 代表取締役 立教大学大学院異文化コミュニケーション学修士 著書「琉球風水で叶うナチュラルエレガント 風水空間デザインの教科書」(ガイアブックス刊) 東京世田谷区出身。成蹊大学経済学部卒。財団法人日本道路交通情報センターに入社し、JARTIC道路交通情報キャスターとしてNHKテレビ、J-waveなどに出演。夢を叶え、充実した人生であったが、忙しい生き方に疑問を抱く。「自然が好き」という価値観に素直に生きることを決意し、退職してニュージーランドへ。1年間、スクーバダイビング、スノーボード、トレッキング、アフタヌーンティーの旅に出て、東京の経済優先の価値観が音を立てて崩れる。「豊かさとは一体なんなのか?」を自分に問いかけるきっかけとなる。帰国後、立教大学大学院へ進学。在学中、乗馬の練習中に落馬して骨盤を骨折し2ヶ月入院。うつ病になるも、なんとか修士論文を書き上げ異文化コミュニケーション学修士号取得。卒業後、新築注文住宅の設計で風水との運命の出会い。しかし、設計は失敗。理想の未来を描けない東京の土地を離れ、2011年沖縄の離島へ移住。沖縄が東京から南西方位にあり、引っ越しのタイミングに風水的大吉方位だったので、風水の効果とやらを実験してみたかった。沖縄最初の新居は、築180年の琉球民家。離島の集落で王朝時代の風水集落に出会い、人生の使命を見つけたと確信して琉球風水師に転身。過去の新築住宅設計失敗の理由を徹底分析。2012年、親族も友人も誰も知り合いのいない宜野湾市で、琉球風水スクールを立ち上げる。ブログによる情報発信が新聞編集者の目に留まったことを機に、沖縄タイムス系新聞コラム通算80本以上執筆。有名企業・団体からの依頼でセミナー講師を務め、参加者の数は1000人以上に。新築住宅や商業空間の現場でも風水デザインを監修。2022年『琉球風水でナチュラルエレガント 風水空間デザインの教科書』出版。現在、聖地の点在する南城市の風水集落に住み、オンライン&対面のハイブリッド型のスクール、ロンジェ琉球風水アカデミー運営。少人数制の個別対応で、受講生に寄り添い、ひとりひとりの価値観にあった土地選び、家選び、室内装飾、生き方を一緒に考えている。県内の大学でも非常勤講師を務める。 「生き方に迷ったら、リセットボタンを押してみよ。人生はゲームさ。何度でもリスタートできるよ」 特典付きニュースレター「琉球風水インテリア通信」配信中 https://longe.jp/newsletter/