アロマと琉球風水ですっきり第18回
美しい香りある暮らし方
このコラムでは、良い氣の流れる空間を作るための方法として、アロマの活用法についてもお伝えしてきました。今回は、最終回です。総まとめとして、日常生活で美しい香りが漂う暮らし方の具体的実践法をお伝えします。
お掃除にアロマを
住宅の中のアロマ空間デザインを成功させるためには、天然の精油を効果的に活用できるよう、アロマを使ったハウスキーピングを生活の中に取り入れ、各空間に適したアロマディフューザーを選ぶことです。
香りに包まれた毎日を実現するためのポイントは2点
1)お掃除グッズにアロマを仕込んで、お掃除のアクションに伴い、瞬間的に、繰り返し香りに触れる生活をするということ。
2)住宅の特定の空間にアロマを仕込み、扉を開けたり、近づいた入りすると、アロマが香る演出をすること。
各空間には、それぞれ適したアロマの演出法があります。最初の段階で必要なものを揃え、使い方のコツを覚えてしまえば、継続に多くの労力とコストはかかりません。
これまでに本コラムの「アロマdeハウスキーピング」でレシピを紹介してきました、アロマ重曹やアロマスプレーを、ハウスキーピングに取り入れていくことは、毎日に美しい香りに触れる機会につながります。
お掃除にアロマを使う大きなメリット
1)「日常の掃除」と「アロマを楽しむ」という2つの行動がワンステップになること。
2)香りが漂うのが瞬間的であるということ。
毎日やらなくてはいけないことは、どうせやるなら少しでも幸せを感じる方法でやりたいですよね。そして、五感の中でも嗅覚という感覚は、非常に弱く、同じ香りを嗅ぐと数分で麻痺して、香りがわからなくなってしまいます。アロマスプレーは、一時的にしか香りませんが、そのため、嗅覚を麻痺させず、スプレーする度に、いつも新鮮に、繰り返し香りを楽しむことができます。
各空間に適した方法で
各空間のアロマ空間デザインは、それぞれの空間に適したアロマディフューザー選びが、住宅内のアロマ空間デザインを成功させるためのキーになります(下図の表参照)。住宅内でのお勧めはアロマストーンディフューザー。必要な時に、素焼きの石にアロマを3~5滴しみこませるだけで、メンテナンスも簡単です。狭い空間なら充分に香りますので、トイレ、洗面台、寝室の枕元などに最適。近づいたり、扉を開けると、良い香りが漂う仕掛けとして、大活躍します。
各空間に適したアロマの使い方
アロマスプレー | アロマストーン | 広範囲対応
アロマディフューザー |
|
玄関 | ◎ | ◎ | ◎ |
トイレ | ◎ | ◎ | ○ |
洗面所 | ◎ | ◎ | ○ |
バスルーム | ◎ | ○ | |
書斎 | ◎ | ◎ | ○ |
子供部屋 | ◎ | ◎ | ○ |
ダイニング | ◎ | ◎ | |
リビング | ◎ | ○ | ◎ |
広範囲に渡るアロマ空間デザインには、アロマディフューザーの選び方や、使い方に知識と技術が必要です。天然アロマの空間演出には、精油原液を霧状にして噴霧するタイプのアロマディフューザーが最適で、空気の流れの元となる場所に設置します。
住宅で行う比較的広範囲に渡るアロマ空間デザインの活用法
1)おもてなしのアロマ空間デザイン
2)臭いの問題を解決するアロマ空間デザイン
おもてなしのアロマ空間デザインでは、来客の30分前からアロマディフューザーのスイッチをONにします。設置場所は、玄関からリビングに入ってくる動線を見て、リビングの入口扉の左右どちらかのあたりが無難な場合が多いです。ディフューザーを置く高さは、床に直におくよりも、ちょっとした高さがあるといいでしょう。
揚げ物や、魚を焼いた後など、料理の後の臭いの問題を解決するためにも、アロマを活用します。まず、直接換気や、換気扇を活用し、臭いの元になっている空気をきちんと排出します。そして、アロマディフューザーを使って香りを拡散すれば、1時間程度で、良い香りの空間になります。
アロマディフューザーの使用に、アロマスプレーを併用すると、アロマ空間を作る時間を短縮できます。
オレンジやレモンなどのシトラス系は、日本では比較的誰にでも好かれる香りで、空気清浄作化用もあり、おもてなしのアロマに最適です。消臭にはユーカリやミントがお勧めです。
東道里璃 (とうどう りり)
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