2018年は会計や家計、不動産投資など、お金に関わることに対して学びを深めたことで、風水理論とお金のエネルギーの関係を読み解くきっかけをいただきました。

そこから、初の風水とお金のコラムの執筆依頼を受けまして、沖縄タイムス副読紙の週刊ほ~むぷらざの新春スペシャルコンテンツとして、風水コラムが掲載されました。

これまでの、風水とお金のイメージをくつがえす、きわめて堅実なお金の風水のお話しです。

企画書として書いた文章が、A4文書で4枚近くなってしまったため、半分以上削ることとなりました。ここでは、新聞には掲載しきれなかった、首里城の水の流れを、写真とともに、解説させていただきます。

お金の問題は、数字が苦手で、見て見ぬふりをしている方も多いと思いますが、How toの方法論ではなく、本質的な宇宙理論からお金のエネルギーを見てみて下さい。意識が変われば、思考習慣が変わり、行動が変わります。是非、参考になさってくださいね。

記事本文をじっくり読みたい方は、こちらのURLからPDFファイルにてお読み下さいませ。

寒水川樋川(スンガーヒージャー)
久慶門の近くにある湧き水。瑞泉門の前にある龍樋とならび、首里城の大切な水源で、生活用水、防火用水にも使われていた。目立たない場所にあるものの、その水の流れは、首里城の水道システムの形を現在も見ることのできる貴重な存在。

久慶門(きゅうけいもん)
寒水川樋川から溢れた水は、久慶門の左右から流れ出て、地中の溝に入っていきます。

久慶門から円鑑池への水路
久慶門の左右から流れ出てた水は、道の脇にある溝を通り、クネクネと曲線を描きながら円鑑池へと流れ込みます。

円鑑池(えんかんち)
湧水や雨水が集まり、水が留まる仕組みになっている。円鑑池から龍淵橋を通り、龍潭に水が流れ込む構造は、現在のダムの構造と同じ。近くの金城ダムに行くと、模型で水の流れの仕組を見ることができます。

龍淵橋(りゅうえんきょう)
円鑑池と龍潭には高低差があり、円鑑池が高く、龍潭が低くなっている。円鑑池の水位が上がると、溢れた水が、龍淵橋のアーチを抜けて龍潭へと流れ込む仕組みになっている。

龍潭(りゅうたん)~龍淵橋側より撮影~
中国の造園技術を学び、人工的につくられた池。美しい花々や木々に囲まれた琉球第一の名称地だったと伝えられている。

重陽の宴の図
首里城では、冊封使が来琉の際、数々の宴でもてなしていたが、龍潭では、中秋の宴の後、爬龍船を浮かべて、船遊びの宴が催された。宴の座席配置の様子もこのように残っており、琉球王朝のホスピタリティを感じる場所の一つ。


龍潭 ~世持橋側より撮影~
美しい水が、美しい花々や木々に囲まれ、良い氣が留まっている場所に人が集まる。そこで、人が楽しみ、幸福感で満たされるというイメージが浮かんでくる場所。

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東道里璃【Lily Todo】 株式会社ロンジェ 代表取締役 立教大学大学院異文化コミュニケーション学修士 著書「琉球風水で叶うナチュラルエレガント 風水空間デザインの教科書」(ガイアブックス刊) 伝統工芸品をファッショナブルに生活へ取り入れる新しいライフスタイルを提案。東洋と西洋の文化が混じり合う「琉球オリエンタルスタイル」のインテリアデコレーションとテーブルコーディネートを得意とする。日常の暮らしの中に、琉球ガラス、紅型、やちむん、漆器を織り交ぜ、洗練された空間をデザイン。 琉球の香り漂う「琉球空間プロデュース事業」、伝統工芸品の良さ体感してもらいながら商品の使い方を解説する「伝統工芸品の販売促進支援」、琉球空間デコレーターを育成する「スクール事業」を行っている。  王朝時代の首里城や集落造営における中心的な価値観「風水思想」を研究。思想の軸である「氣の流れ」「陰陽論」を現代の暮らしに応用。ミッションは、琉球の伝統工芸、精神文化を次世代へつなぐこと。 特典付きニュースレター「陰陽ライフスタイル通信」配信中 https://longe.jp/newsletter/