ロンジェ琉球風水アカデミー、学長の横川明子です。
日本の学校教育では、すでに答えが決まっている問題の正解率の高さで、人間が評価されるシステムです。なので、無意識のうちに何か分からないことがあれば、私たちは〇か✖か、二者択一で物事を判断しようとしてしまう思考の癖がついてしまっています。
しかし、実際に社会に出てみると、ただ一つの答えが決まっていることなど存在しません。それに気付かせてもらったのは、私の場合、大学院に進学した時でした。
一つの問いがあれば、その問題の背景によって答えは全て異なる。ただ一つの答えなど存在しない。だから、答えのない問いを取り続けることが、問題を解決するためのただ一つの方法であること。
「異文化コミュニケーション学」という学問を通して、私はこの考え方に出会いました。
小学校から大学まで、勉強嫌いで劣等生だった私が、学ぶことが心から楽しいと感じたのは、大学院に入ってからでした。
大学院では、既に分かっている知恵を暗記することが目的ではなく、自分が研究したいテーマを自分で決めるところからスタートします。自由に学ぶことの楽しさを、大学院で初めて体験しました。
私が、風水の仕事占いや鑑定ではなく、スクール授業にこだわっているのは理由があります。
それは、何か問題が生じたときに、誰かが決めた答えを教えてもらうことで安心することを目的とするのではなく、自分の課題を自分で解決できる力を身につけることこそ、人生の最大の楽しみ方であると考えているからです。
半年ほど前からテスト運営をしている、ロンジェ琉球風水アカデミーは、風水の答えや方法論を教えることをメインにするのではなく、学び方や課題の解決の仕方を教えることをメインとしています。
決まりきったやり方がない分、受講生の皆さんも、最初は戸惑っていたようです。
しかし半年経った今は、むしろの創造性を発揮して、分からないことは自分で調べ、自由に自分のスタイルを作ることを楽しんでいます。
生活の質を向上させるための PDCA 日報が、オンラインサロンに毎日投稿されるのですが、この PDCA 日報がどんどんグレードアップしていて、私も真似させてもらっているぐらいです。
そして、オンラインサロンで情報がシェアされることで、学びと行動に刺激を受けた他のメンバーが、さらに高いレベルの情報提供をしてくれる。学びのコミュニティの相乗効果が、非常に大きいものであると実感しているところです。
何か悩み事があるとき、問題にぶち当たってしまった時、答えを求める気持ちは誰にでもあると思います。でも、その時に、手っ取り早く、簡単に、早く解決しようと思っても、問題は複雑になるだけです。ましてや、他人や社会など、自分の外側に責任を押し付けても何も解決しません。
答えのない問いを問い続け、自分で課題を解決できる力を身につけることこそが、最も幸福度の高い生き方なのではないかと私は考えています。
そして、同じ意識の仲間とつながり合うということも、さらに幸せのエネルギーが高まっていくということを実感しています。
風水が氣になったとき、まずは、自分で解決できることがないか、自分で調べて、行動してみましょう。表面的な方法論だけを追っていても、ほとんど解決することはないと思います。様々な方法論の奥にある理論や哲学にアプローチできると、風水は怖いものではなく、楽しみに変わります。
誰かが決めた答えを求めるのではなく、是非、「自分で解決できる」という視点で考えることから、教材選び、情報の取捨選択をしてみてくださいね。
東道里璃 (とうどう りり)
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