ロンジェ琉球風水アカデミー、学長の横川明子です。

『心地よい空間を作りたい。』

これは誰もが思っていることだと思います。心地よい空間とは、心地よい氣の流れによって作り出されるものです。

氣とは、私たちの身の回りに存在する、目には見えない電子で、視覚以外の感覚で私たちが感じ取っているものです

琉球風水で住宅を見るときに、具体的に見ていく気の流れとは、大きく2種類あります。

まず一つは、光、風、水などの自然の氣。そしてもう一つは、生活動線や視線など、人が作り出す氣の流れです。氣の

では、氣の流れが良いのか悪いのか。それを判断する一つの基準は、「スピード」。速さなんです。

氣の流れの悪い空間とは、氣の流れが滞っている、又は、氣の流れるスピードが速い空間です。

氣の流れが滞る要因というのはいろいろあるんですけども、一つの代表例は、片付けや掃除ができていない空間です。物が溢れて収まるべきところに収まっていなかったり、また汚れのついたままの間では。氣の流れがスタックしてしまい、氣の動きを鈍くしたり滞らせてしまいます。

氣の流れの速すぎる空間とは、ガラスやステンレス、プラスチックなど、表面がつるつるした素材がたくさん使われている空間です。こういった空間では、穏やかに氣が流れず、穏やかな気持ちで過ごすことができません。低価格の商品を提供して、お客の回転率を上げることを目的とした飲食店だったり、デザイン性にこだわりの強い空間で、よく見られます。こういった空間は、穏やかに暮らしたい住空間には向きません。ただ、間違えないでいただきたいのは、ガラスやステンレスなどのツルツルとした素材そのものが悪いのでありません。バランスの問題です。

では、こういったツルツルとした素材が広範囲に使われている、氣の流れの速すぎる空間を少しでも心地よくするためには、何をすればいいのか。

こういう時は、氣の流れを緩めるために、表面がザラザラデコボコしていたり、やわらかみや温もりを感じる素材とプラスします。インテリアの中に取り入れられる簡単なものとしては、小さいものでは、マットたテーブルセンターなど、ファブリックをプラスしてみる。

また、植物や花など、直線的ではなく自然界に存在するような、あまり規則性のない形の物を置いてみる。家具を選ぶ時には、木製のものだったり、ラタンなど表面に柔らかさを感じたり凸凹した素材を取り入れることで、氣の流れを緩めることができます。

このようなことがわかると、リゾートホテル がなぜ心地よく感じるのか、わかりますよね。今日のお話の中で、何か氣づいたことがあったら、是非、実践してみてください。

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東道里璃【Lily Todo】 株式会社ロンジェ 代表取締役 立教大学大学院異文化コミュニケーション学修士 著書「琉球風水で叶うナチュラルエレガント 風水空間デザインの教科書」(ガイアブックス刊) 東京世田谷区出身。成蹊大学経済学部卒。財団法人日本道路交通情報センターに入社し、JARTIC道路交通情報キャスターとしてNHKテレビ、J-waveなどに出演。夢を叶え、充実した人生であったが、忙しい生き方に疑問を抱く。「自然が好き」という価値観に素直に生きることを決意し、退職してニュージーランドへ。1年間、スクーバダイビング、スノーボード、トレッキング、アフタヌーンティーの旅に出て、東京の経済優先の価値観が音を立てて崩れる。「豊かさとは一体なんなのか?」を自分に問いかけるきっかけとなる。帰国後、立教大学大学院へ進学。在学中、乗馬の練習中に落馬して骨盤を骨折し2ヶ月入院。うつ病になるも、なんとか修士論文を書き上げ異文化コミュニケーション学修士号取得。卒業後、新築注文住宅の設計で風水との運命の出会い。しかし、設計は失敗。理想の未来を描けない東京の土地を離れ、2011年沖縄の離島へ移住。沖縄が東京から南西方位にあり、引っ越しのタイミングに風水的大吉方位だったので、風水の効果とやらを実験してみたかった。沖縄最初の新居は、築180年の琉球民家。離島の集落で王朝時代の風水集落に出会い、人生の使命を見つけたと確信して琉球風水師に転身。過去の新築住宅設計失敗の理由を徹底分析。2012年、親族も友人も誰も知り合いのいない宜野湾市で、琉球風水スクールを立ち上げる。ブログによる情報発信が新聞編集者の目に留まったことを機に、沖縄タイムス系新聞コラム通算80本以上執筆。有名企業・団体からの依頼でセミナー講師を務め、参加者の数は1000人以上に。新築住宅や商業空間の現場でも風水デザインを監修。2022年『琉球風水でナチュラルエレガント 風水空間デザインの教科書』出版。現在、聖地の点在する南城市の風水集落に住み、オンライン&対面のハイブリッド型のスクール、ロンジェ琉球風水アカデミー運営。少人数制の個別対応で、受講生に寄り添い、ひとりひとりの価値観にあった土地選び、家選び、室内装飾、生き方を一緒に考えている。県内の大学でも非常勤講師を務める。 「生き方に迷ったら、リセットボタンを押してみよ。人生はゲームさ。何度でもリスタートできるよ」 特典付きニュースレター「琉球風水インテリア通信」配信中 https://longe.jp/newsletter/