この記事では、「感情」にフォーカスするだけで、心の幸福度が高まり、理想の自分になれる「美意識向上型インテリア」についてお届けします。
私が体系化し、指導する「風水空間デザイン™️」の住まいが、従来の「物質幸福型」の家づくりやインテリアデザインとどう違うのか。言語化する中で見えてきた答えをお伝えします。
この記事を読んでいただくと、自然界の原理原則を幸福ホルモンが脳から分泌され、無意識レベルで心地よい空間を手に入れるためのヒントが得られます。フォーカスする視点を「物質」から「感情」へ変えることで、物欲を満たすのではなく、心の幸福を満たすための「得たい感情」をゴールにした、インテリアプランをつくることができます。
「こだわりのソファを買ったけど、安心して座っていられない。LDに家族が集まらない…」
「新築で家を買ったのに、家族のコミュニケーションがとれず、健康も損ねてしまって…」
「広さはそれなりに確保できているのに、家具配置のおさまりが悪く、ストレスを感じる…」
「寝室で良く眠れない…」
「書斎で集中して仕事ができない…」
こんな経験がありませんか?
これらのことが、新しい家や家具を買った後に起きても、クレームを言うこともできなければ、返品もできません。なぜなら、家や家具などの「物質」そのものには、なんの問題もないからです。
そして、いつのまにか家族のコミュニケーションがとれなくなり、健康を損なっても、理由がわからないまま。何をどう改善していいかの手がかりすら、つかむことができないでしょう。なぜ、このような事が起こってしまうのでしょうか?
その理由は簡単です。
それは、今のあなたの考え方が、心の幸せを満たすことのできない「物質的幸福型インテリア」になってしまっているからです。これは、金銭的にも、そしてあなたの人生にとっても、非常にリスクの高い考え方です。
もし、心の幸福度を上げるための住まいを手に入れたい考えるなら、「物質」ではなく、得たい「感情」を得ること目的とした「美意識向上型インテリア」を実行してみませんか?
ロンジェが琉球風水の考え方をベースに作り上げてきた、風水空間デザイン™️の住まいが、これまでの家づくりやインテリアとどう違うのか。私自身、言語化するのに苦労したのですが、ようやくその答えがでました。
昨日、ロンジェの全体グループコンサルで、「風水鑑定報告書の書き方」の講義を行いました。風水鑑定報告書は、風水空間デザインのリサーチ結果のまとめから、新しい住宅の具体的なプランを提案するための「コンセプト設計書」としての役割を持っています。
講座の一番最後で書き上げるものですが、30年後の理想の未来から逆算した、ライフデザインとハウスデザインの計画書ができあがります。
ロンジェの風水空間デザイナーを目指す受講生たちが、着々と課題をクリアしていく中で、「風水空間デザイナーが、現場に出た時に他の業者との違いをどのように差別化して説明できるだろうか」という視点で、言葉を探していました。
そこで、出てきたキーワードが、「美意識向上型インテリア」です。では、「美意識向上型インテリア」は、従来の「物質的幸福型インテリア」と何が違うのでしょうか?

「物質的幸福型インテリア」との特に大きな違いは、「美意識向上型インテリア」は「感情にフォーカス」しているという点です。多くの人は、「新しいものがいい」「高いものがいい」「有名なものがいい」という思い込みで、「物質にフォーカス」した選択をしているかもしれません。
従来の物質的幸福型インテリアは、実は「物欲を満たすこと」が主な目的となっていました。人は買い物をすると、快楽をもたらすドーパミンという脳内ホルモンを分泌します。これは強力な幸福ホルモンですが、効果が強いだけに持続性が長くありません。
家というどんなに高いもの購入しても、ドーパミン的な幸福感が続くのはせいぜい3年が限界。物欲を満たしても幸福感はそれほど持続しないのです。このドーパミンという物質は、人の成長を支えてきた脳内物質なので、ポジティブにもネガティブにも「もっともっと」という感情を引き起こします。
物欲を満たすことで放出されたドーパミンは、「もっと高いもの」「もっと新しいものを」という感情を引き起こします。「物質的幸福型インテリア」の考え方で家を手に入れた方は、「高いお金」を払って「新しい家」を手に入れても、「何かが満たされない」といった状況の人も多いのではないでしょうか。
それは、家という「物質」を手に入れることそのものが目的になっていた可能性があります。これでは、真の心の幸せを感じることができないのも当然といえます。
しかし、「美意識向上型インテリア」では、物欲を満たすことをゴールにするのではなく心の幸福を満たすための「得たい感情」をゴールに、逆算してプランをつくります。なぜなら、脳内ホルモンは、「感情」によって分泌されるという事実があるからです。
心の幸せとは、内面の輝きからもたらされるもの。ですから、美意識を高めるために、「自分なりの美を判断する基準」をもつことが不可欠となります。そのため、住まいを整える時も、陰陽論に代表される東洋思想に学び、自然界の原理原則から考え方の軸を手に入れ、日常生活の中で実践的に使いながら身につけていきます。
歴史と伝統に学び、教養を深め知性を磨き、美意識を高めることができれば、私たちは心の幸せを持続的に感じることができます。従来の「物質的幸福型インテリア」のような、物欲を満たして一時的な高揚感により、幸福を得るようなインテリアでは、家ができあがった後の幸福感を、長く持続できないのは当たり前のことなんです。
でも私たちは、そんな当たり前のことすら、これまで誰にも教わってきませんでした。それも当然です。なぜなら、そもそもこれまでのインテリアが「物質フォーカス型」で選択されることに対し、なんの疑いもありませんでした。戦後の高度経済成長の波の中で、「物が手に入れば豊かで幸せになれる」というのが、当たり前だったのです。
しかし、時代は変化し、物を手に入れるだけで幸せになれる時代は終わりました。心の幸福を得るためには、「感情フォーカス型」で、住まいを通して自分自身の美意識を高めていく必要があるのだと思います。「物質」だけにフォーカスして『目には見えない「氣」に配慮がない空間』では、家具の配置がうまくおさまらなかったり、空間そのものの機能性に欠けてしまうことがあります。
一方、心の幸福を満たすことを目的に「感情」にフォーカスしてインテリアをつくれば、『幸福ホルモンが脳から分泌される空間』をつくることができます。それは、「氣の流れが良く、無意識レベルで心地よい」「家具がぴたりと収まり、機能性が高まる」「潜在意識にプラスに働きかける」このような空間です。
ロンジェ®︎の風水空間デザイナーのみなさまには、他の業者にはできない、「目には見えない美しい氣の流れ」を設計できますので、自信をもってデザインしてもらいたいと思います。しかし、このような「空間」を手に入れるだけではまだまだ、物質レベルの領域かもしれません。美しい氣が流れる空間の作り方を、自分で学ぶことで得られるメリットのほうが、実はもっと大きいのです。
「古代中国から伝わる自然界の原理原則をベースに、『考え方の軸』が定まるので、直感力が高まり、アイデアが湧き出る」
「センスだけに頼らず、論理的にデザインできる」
「自然と調和する『東洋思想の軸』を、住まいと暮らしで実践的に使いながら、身につけられる」
「マインドフルネスに家と対話し、自分自身を内観することで、心が磨かれる」
「リーダーに必要な全体を俯瞰する、戦略的視点に立った総合的プロデュース力」
こういう内面的な力こそ、社会を生き抜く力につながるのかなと思います。
風水師という仕事をしていると、「ノウハウ、テクニックを教えて欲しい」「今すぐ、答えだけ教えて欲しい」という方々がたくさん現れます。もちろん、ノウハウやテクニック自体も、再現性が出るように体系化しているのですが、考え方の軸を持っていない人がツールだけ手に入れたところで、使いこなすことなどできないのです。
「答え」って、他人が持っているのでしょうか?
「答え」は、あなたの美意識が決めるのです。他人に答えを求めるような生き方そのものを、見直す必要があるのではないでしょうか。
自然と調和する哲学
陰陽論、四神相応の考え方
これらの自然界の原理原則は、木に例えると、種であり、根っこです。全ての「原動力」になります。そして、そこから上に伸びたものが木の幹であり、「考え方の軸」になります。「テクニック」というのは枝葉の部分であり、「直感力」や「アイデア」というのは花や果実なんですね。なので、種のないところには枝葉もつかなければ、花も咲かないし、果実も実らないのです。
一方で、種から地道に育てることができれば、仕事にもプライベートにも、人生をより良くするためにいくらでも応用することができます。
誤解しないでいただきたいのは、「物質」や「テクニック」といったサービスを、否定しているわけではないことです。便利な物やサービスのおかげで、私も恩恵を受けている一人です。
ただ、私が今世のミッションとしてやり遂げる仕事は、「人の美意識を高めるお手伝いを通して、地球の美しい風景を次世代へつなぐ」ということなんです。同じ意識をお持ちの方と、お会いできる日を楽しみにしております。
東道里璃 (とうどう りり)
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