ロンジェ琉球風水アカデミー、学長の東道里璃です。

日本の住宅事情では、海外のような広々としたLDを手に入れることは難しいことも多く、一般的なマンションでは、リビングとダイニングを合わせて10~12畳程度ということも多いです。

これくらいの広さだと、ソファセットとダイニングテーブルの両方置くと、部屋が狭くなってしまうというお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

あまり広くはないリビングで、風水をよくするための方法として、私はよくソファダイニングをおすすめしています。

なぜ、ソファダイニングをおすすめするかというと、リビングの機能とダイニングの機能が一体化されるので、狭いLDでも、広々と過ごすことができ、氣の廻りがよくなるスペースができるからです。

そして、ソファダイニングのテーブルには、トレッスルテーブルがおすすめです。それは、椅子であるソファが大きくて動かせないので、ソファを動かさずに、スムーズに座れるからです。

四つ足のテーブルですと、ソファに入る時に、テーブルの脚が、人の足に引っかかってしまい、座りにくくなってしまいます。ファミレスのボックス型のソファ席は、スムーズにスルリと出入りできると思いますが、テーブルをよく見てみると、トレッスルテーブルがよく使われています。

トレッスルテーブルとは、中世ヨーロッパのロマネスクの時代に生まれた家具で、テーブルトップが架台によって支えられたスタイルの家具です。日本では、トレッスルテーブルという言葉自体、聞いたことがないという方も多いと思います。

 

写真を見ていただくと、シンプルなデザインから、脚に彫刻の入ったエレガントなものまで、種類もいろいろありますよね。

狭いリビングでも、ソファダイニングにすれば、広々と部屋を使うことができます。そして、机の脚の選び方も適切にできると、毎日の暮らしが快適です。

今住んでいるいる家を広くすることは簡単にはできませんが、使い方次第で、部屋を広く感じ、氣の流れをよくすることができます。新築や模様替えでLDの風水を良くしたい方は、まずは、インスピレーションピクチャーを集めるところからスタートしてみてくださいね。

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琉球風水研究者/ロンジェ®琉球風水アカデミー学長 立教大学大学院修士(異文化コミュニケーション)。 沖縄国際大学経済学部地域環境政策学科 非常勤講師。 首里城や風水集落を通して、琉球王国の自然観と空間思想を研究。 ロンジェ®琉球風水アカデミーでは、風水×テーブルコーディネートを融合した講座を主宰し、伝統と現代をつなぐ実践教育を展開。 著書に『風水空間デザインの教科書』(ガイアブックス)。