ロンジェ®︎琉球風水アカデミー学長の東道里璃です。

ロンジェ琉球風水アカデミー3月の活動を、マンスリーレポートとして報告いたします。

風水空間デザイン®︎講座のグループコンサルティング内容や、受講生の実践や相談に対する私からのフィードバックなどを、一部抜粋して報告いたします。

このレポートを読んでいただくと、カラーコーディネート・インテリアコーディネートをスキルアップするヒントや、理想の住まいをイメージするコツなどがわかります。

住まいも暮らしも人生も、より美しく、より心地よく。自然と調和する学び、実践法として、風水空間デザイン®︎をお役立てください。

2024年3月の全体講義の内容を紹介

3月のグループコンサルティングは、まず最新情報のシェアを行った後、風水空間デザイナー®1級講座第11回、デザインプランの講義を行いました。

4月開講! 琉英折衷テーブルしつらえ講座

一方、新たにスタートする「琉英折衷テーブルしつらえ講座」は、風水インテリアデザインの簡易版という位置づけです。受講生の皆さんにはこれまで、「風水インテリアコーディネート」にトライしていただいておりましたが、こだわりのインテリアをデザインするとなると大掛かりなリフォームになってしまいます。

そのため、「実践したいけど、できない」という方もたくさんいらっしゃいました。インテリアコーディネートは、プランニングに加え、実際にマテリアルを組み合わせていかなければ、経験が積めないのが現実です。講座でプランだけ考えても、スキルアップできないのが悩みでした。

そこで、カラーコーディネートや、インテリアスタイルコーディネートの実践ツールとして、テーブルコーディネートをロンジェの講座に取り入れることにしました。習ったことをご自宅でも実践していただけるよう、食器のプロデュースやテーブルクロスのカラー選択などを行っています。

ロンジェの講座の特徴は、陰陽五行と伝統文化を大切にしていることで、琉英折衷スタイルが好きという方に向けて、カリキュラムを組んでいます。さまざまなスタイルのコーディネートができるテーブルコーディネーターになることが目的ではありません。

この講座の内容は、大学のカリキュラムとしてもカスタマイズしており、沖縄国際大学経済学部でも講義を実施いたします。

▼琉英折衷テーブルしつらえ講座の詳細はこちらをご覧ください。

西洋の色彩理論と東洋の陰陽色彩理論の融合

今月の講義は、東道里璃著『風水空間デザインの教科書』から、第7章の風水インテリアデザイン「デザインプラン(1)トーンを選ぶ」についてレクチャーしました。

第7章は、風水インテリアデザインの実践編です。まず基礎知識をインプットして、実際にプランを描いてみて、そしてまた動画のレクチャーを見て、プランを見直して…、という作業を繰り返していくところです。

インテリア風水というと、置物やカーテンの色などについて書かれている書籍が多いのですが、ロンジェでは風水鑑定に加え、インテリアコーディネートについても基本的な知識をお伝えしています。

インテリアコーディネートをする上で、色彩理論とインテリアスタイルの知識は必須です。これらの基礎知識の上に、陰陽論による解釈を行っていくのがロンジェ®の風水空間デザイン®の特徴です。今回は、色彩理論の基礎知識と、陰陽の調和を取るための分類法についてレクチャーしました。

陰陽の調和について具体的な風水の実践法が書かれた本は、ほとんどありません。私が実践している風水では、これほどまでに心地よさを作り上げてくれる考え方はないと感じています。

四柱推命であれば、寒暖湿潤の調和を取る「調候」という考え方により、陰陽五行の調和を取る方法論が確立されています。「調和を取る」というのは大変難しいのですが、説得力のある考え方であると私は感じています。

風水空間デザイン®の陰陽鑑定は、四柱推命の「調候」と、考え方がよく似ています。ただし、四柱推命の調候で活用するのは「五行」ですが、風水空間デザイン®では「陰陽」で調候を行っています。「五行」で行うと、複雑になるのと、理論的には正解でも居心地の良さなど犠牲にしなくてはいけないケースも出てきます。ですから、私は「陰陽の調和」を取る方法論を採用しています。

受講生の実践課題より〜個別運勢方位と八方位

未来の「自分」と「住まい」の理想を描く

これから新築の家づくりをしたいとお考えのAさんは、家づくり羅針盤講座2級をご受講されています。図面の作成にも興味があり、建築図面のコンピューターソフトであるCADが扱える資格をお持ちで、二級建築士資格の取得を目指していらっしゃいます。最終の個別コンサルティングでは、個別運勢方位鑑定図面と八方位鑑定図面のチェックを行いました。

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学長 東道里璃からのフィードバック

スキルや資格をどう活かすか

今回は、土地のお話や、将来的に建築士資格や風水鑑定のスキルをどのように活かしたいかというところから、コンサルティングがスタートしました。

ロンジェ®の講座では、最初に「ドリームハウスイメージシート」というワークに取り組み、理想の家をイメージしていただきます。しかし、理想の家をイメージするのはなかなか難しく、Aさんも講義の最初では上手くできませんでした。

そこで、ロンジェ®で毎年、年始の目標設定会で使用している「ステージアップデザイン」と「未来年表」をお渡しし、ご自身の理想の未来をイメージしていただきました。理想の未来を描くのに、この2枚のシートは最強だと私は感じています。

最初はなかなか書き出すことができませんでしたが、一つ一つの設問に対する答えの出し方をサポートさせていただき、最終的にAさんの理想の未来が見えてきました。

今月から、コンサルティングに四柱推命鑑定を追加しました。四柱推命で、Aさんの性格や才能、そして現在、どのような運気が巡ってきているのかを確認しました。

鑑定の結果、Aさんには現在「偏印」という10年周期の運気が巡ってきていることがわかりました。偏印は、「考えすぎて決断できない」という時期でもあります。しかし、学びを深めるにはとてもいい時期です。次に巡ってくるのも、「印綬」という学びを深める時期なので、建築士や風水など、今は学ぶ時期だったんですね。

「資格を取ってどう活かすのか」というのは、多くの方が悩むことだと思います。でも、「やりたいこと、好きなこと、夢中になれることは、メリット・デメリットで考えずにやってみよう」というのが私の考えです。メリットだと思っていたことも、時代の流れによってはデメリットになることもありますし、逆もしかりです。しかし、好きなことであれば、プロセスも楽しめますし、結果的にどう流れても満足できます。

土地選びは不安の解消を第一に

また、Aさんが理想の家をイメージできなかった原因の一つに、土地そのものにいくつか不安なことがあった点がありました。

風水での土地選びのコツは、「土地に立った時点で、理想の暮らしがイメージできるかどうか」です。土地に対して不安があるのであれば、まず不安の解消が第一です。それが出来ない限り、理想の住まいはイメージできません。そして、理想の住まいがイメージできなければ、理想の人生もイメージできないからです。

まずは、不安に思っていることを第一に、確認されるようアドバイスいたしました。

風水鑑定は、図面に羅盤を当てれば自動的に答えがでるものではありません。住む方の理想の未来を実現することを目的として、さまざまな実践法の中から答えを選択するものです。今回は、鑑定図面の基本的な読み方を確認し、Aさんに必要な実践法を選択してお伝えしました。四柱推命では、火のエネルギーが足りなかったので、風水で火のエネルギーを高める方法をお伝えしました。

Aさんは、1年かけて琉球風水の4種類の鑑定図面を作成し、分析していきました。風水の良い間取りがどういうものかということを理解されていらっしゃったので、新築の家づくりでぜひご活用いただければ幸いです。

入学オリエンテーションを実施 

こちらは、オンラインでマイペースで進めていただくスタイルで、全国対応です。好きな時間、好きな場所で学ぶことができますが、最初はオンラインシステムの使い方などで戸惑うことがありますので、資料を準備して、Zoomで解説しています。

今回、ご入学されるCさんは、愛知県の方です。中国や韓国の王朝、日本なら平安時代がお好きで、「家づくりは、デザインに入る前の時点で、風水的な考え方みたいものが先にあるんだと感じてきました」とおっしゃっていました。王朝文化に加え、シノワズリなどのオリエンタルなスタイルも大好きとのことで、受講を楽しみにしてくださっていました。

琉球王朝の伝統文化は、県外の方のほうがご興味をお持ちいただくことが多く、ロンジェ®の受講生も、県内より県外の受講生のほうが多くなってきました。広告などを出しているわけではありませんが、毎年、偶然のようにロンジェ®の存在を見つけてくださり、ご縁のある方がご入学されています。

スクールでは、ご自宅という財産、そして、四柱推命で運勢もみせていただきますので、私も時間をかけて慎重に情報を読み取っています。住宅の風水も、四柱推命も情報量が膨大ですので、1時間程度で伝えられるのは100分の1程度の情報かもしれません。お互いの信頼関係を築き、受講生の方が最も求めている情報をお伝えできるよう努めています。

新しいご縁に心より感謝をこめて。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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東道里璃【Lily Todo】 株式会社ロンジェ 代表取締役 立教大学大学院異文化コミュニケーション学修士 著書「琉球風水で叶うナチュラルエレガント 風水空間デザインの教科書」(ガイアブックス刊) 東京世田谷区出身。成蹊大学経済学部卒。財団法人日本道路交通情報センターに入社し、JARTIC道路交通情報キャスターとしてNHKテレビ、J-waveなどに出演。夢を叶え、充実した人生であったが、忙しい生き方に疑問を抱く。「自然が好き」という価値観に素直に生きることを決意し、退職してニュージーランドへ。1年間、スクーバダイビング、スノーボード、トレッキング、アフタヌーンティーの旅に出て、東京の経済優先の価値観が音を立てて崩れる。「豊かさとは一体なんなのか?」を自分に問いかけるきっかけとなる。帰国後、立教大学大学院へ進学。在学中、乗馬の練習中に落馬して骨盤を骨折し2ヶ月入院。うつ病になるも、なんとか修士論文を書き上げ異文化コミュニケーション学修士号取得。卒業後、新築注文住宅の設計で風水との運命の出会い。しかし、設計は失敗。理想の未来を描けない東京の土地を離れ、2011年沖縄の離島へ移住。沖縄が東京から南西方位にあり、引っ越しのタイミングに風水的大吉方位だったので、風水の効果とやらを実験してみたかった。沖縄最初の新居は、築180年の琉球民家。離島の集落で王朝時代の風水集落に出会い、人生の使命を見つけたと確信して琉球風水師に転身。過去の新築住宅設計失敗の理由を徹底分析。2012年、親族も友人も誰も知り合いのいない宜野湾市で、琉球風水スクールを立ち上げる。ブログによる情報発信が新聞編集者の目に留まったことを機に、沖縄タイムス系新聞コラム通算80本以上執筆。有名企業・団体からの依頼でセミナー講師を務め、参加者の数は1000人以上に。新築住宅や商業空間の現場でも風水デザインを監修。2022年『琉球風水でナチュラルエレガント 風水空間デザインの教科書』出版。現在、聖地の点在する南城市の風水集落に住み、オンライン&対面のハイブリッド型のスクール、ロンジェ琉球風水アカデミー運営。少人数制の個別対応で、受講生に寄り添い、ひとりひとりの価値観にあった土地選び、家選び、室内装飾、生き方を一緒に考えている。県内の大学でも非常勤講師を務める。 「生き方に迷ったら、リセットボタンを押してみよ。人生はゲームさ。何度でもリスタートできるよ」 特典付きニュースレター「琉球風水インテリア通信」配信中 https://longe.jp/newsletter/