沖縄タイムス副読紙、ほーむぷらざにて、フロント3面記事で取材していただきました。沖縄で輝く女性を、表紙で取り上げる彩職賢美というコーナーです。25年近く続いているという歴史のあるコーナーに、載せていただきました。

首里城内での取材は、多分初めてということで、大変光栄です。今は、正殿のない首里城ではありますが、こちらは有料区域の入口、奉神門の前でフロントページの撮影が行われました。先月は、首里城復興への想いを込めた初の出版があり、そして、首里城復興木曳式応援事業として首里城風水ツアーを行い、1日おきに首里城に通っておりました。愛する首里城での取材では、首里城への想いをたっぶり語っております。

これまでの10年は、住宅の設計に特化して琉球風水をお伝えしてきたのですが、これからの10年はSDGsとウェルネスという社会的課題とリンクさせ、本来の自分を取り戻すための生き方として、琉球風水をお伝えしてきたいと思っています。というのも、著書「風水空間デザインの教科書」を書き終えたことで、住宅に関する琉球風水研究が一区切りできました。自分が知りたかったし、そして、相談もされるので、何を質問されても答えられるように全回答を書籍に書きました。ここで一旦、住宅研究は卒業します。

次のステージは、SDGsを達成するウェルネスライフとしての琉球風水をお伝えしていきたいと思っています。風水というと家という物質的な風水に意識が行き、風水の良い家という物質だけを手に入れようと思われる方が多いです。しかし、首里城、風水集落、琉球民家は、自然と調和する精神文化を体現したものです。精神文化が引き継がれぬまま、形だけ手に入れてもその価値は理解できません。精神文化を引き継ぎ、その心のあり方と共に風水建築をご体感いただければと思います。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
ライターは、私の著書、風水空間デザインの教科書の編集協力として参加してくださった、 比嘉千賀子 さんです。素晴らしい内容に取材力に感謝です。

The following two tabs change content below.
琉球風水研究者/ロンジェ®琉球風水アカデミー学長 立教大学大学院修士(異文化コミュニケーション)。 沖縄国際大学経済学部地域環境政策学科 非常勤講師。 首里城や風水集落を通して、琉球王国の自然観と空間思想を研究。 ロンジェ®琉球風水アカデミーでは、風水×テーブルコーディネートを融合した講座を主宰し、伝統と現代をつなぐ実践教育を展開。 著書に『風水空間デザインの教科書』(ガイアブックス)。