2019年5月1日。30年続いた平成の時代が終わり、今日、令和の時代を迎えました。

ゴールデンウィークが10連休となった特別な年ですが、この連休いかがお過ごしでしょうか。

私は、今日、新たに迎える令和の時代、どんな自分でありたいかをイメージして、クローゼットの中から、50着の服を手放しました。

同時に、カバンや、靴、文房具も、不要になったもの処分し、45Lのビニール袋、3袋になりました。

家の中のエネルギーが明らかに軽くなり、古いものを溜め込んでしまったエネルギーで、氣が滞っていたことを実感しました。

一気にこれだけのものを手放したのは、ある出来事による気づきからでした。

先日、ある人から、私自身の生き方を否定されるような言葉を、投げかけられました。私の価値観では変化、冒険、チャレンジ、自由といった価値観の優先順位が高く、安定という状況であったりとか、周りの人と同じであること、ということには魅力を感じません。

こういった価値観、考え方が、世の中ではマイノリティであることは十分承知しています。なかなか理解されずに、心ない言葉を投げかけられる事はよくあります。

そういった否定的な言葉自体は、もう慣れているので、大して氣にならないんですけども、そういう人に出会ってしまった時というのは、自分の在り方を見直すようにしています。

というのは、人でも、物でも、仕事でも、私自身のエネルギーが全てを引き寄せているので、自分がネガティブなエネルギーを受けた時は、私自身が同じような事を周りの人にしていないかどうかというのを、見つめ直す必要があるというサインだと考えているんです。

先日、その方の家に招かれたのですが、家の中があまり手入れされておらず、古いもの、不要なものが、雑然と置かれていました。エネルギーが滞っているというのを、感じたんですね。

やはり住環境というのは、その人の生き方や価値観が映し出されており、何年もかけてそのエネルギーが、空間に蓄積されていきます。エネルギーの停滞した環境で暮らしていると、他人に対して否定的な言葉を投げかけてしまったり、また自分の古い価値観を他人に押し付けるような事を、無意識にしてしまうのではないかという風に感じとりました。

それで、私自身も家の中でエネルギーが滞っているところがないか見直してみる必要があると考え、今日は、クローゼットを開けて、一つ一つの服に実際に手で触れながら、過去の自分の価値観によって選ばれた服を手放していきました。

以前の私は、実は、車や洋服、カバンなどの、華やかな高級品を、外側に使うことで、中身のない自分を隠していました。

しかし、「自分の人生を生きる」と決意をしてからは、周りの人の対応が大きく変わって、カジュアルな服を着ていても、ノーメイクでも、劣等感を感じる事はなくなってきました。

ここ10年近くの間、「内面を磨く」ということを、私なりに続けてきたことで、少しずつ自分に自信が持てるようになってきたんだと思います。

そして、中身のない自分を隠すために買い続けたいくつかの服を、今日、ようやく手放すことができたました。

今日は50着でしたが、あと20着くらい、手放してもいいかなという服があります。でも、とりあえず今日はここまで。

先月、服を2着買ったんですが、以前の私なら絶対に選ばないようような服を、選ぶようになりました。

平成時代を振り返って思うのは、自分の内面を隠すために服を主役にしてきた生き方でした。これからの令和の時代、どんな自分で有りたいか。それは、自分の内面の輝きを主役にして、服を着こなすことができる生き方をしていきたい思います。

やはり自分の所有しているものというのは、それを購入した時の自分の価値観だったり、想いが込められています。「新しく変化を起こしたい」という時は、古い価値観を捨てる必要があります。

変化を起こしたい、新しい自分に出会いたいという時は、古いものと決別し、未来のありたい自分のイメージに合ったものを取り入れて、住環境のエネルギーを意図的に入れ替えていくことが、とても重要だと思います。

新たに迎える令和の時代、どんな自分でありたいかイメージして、是非、住環境のエネルギーを整える時間もとってみては、いかがでしょうか。

空間と向かい合い、自分の所有しているものを見つめなおすことで、新たな氣づきがあるかもしれませんね。

The following two tabs change content below.
東道里璃【Lily Todo】 株式会社ロンジェ 代表取締役 立教大学大学院異文化コミュニケーション学修士 著書「琉球風水で叶うナチュラルエレガント 風水空間デザインの教科書」(ガイアブックス刊) 東京世田谷区出身。成蹊大学経済学部卒。財団法人日本道路交通情報センターに入社し、JARTIC道路交通情報キャスターとしてNHKテレビ、J-waveなどに出演。夢を叶え、充実した人生であったが、忙しい生き方に疑問を抱く。「自然が好き」という価値観に素直に生きることを決意し、退職してニュージーランドへ。1年間、スクーバダイビング、スノーボード、トレッキング、アフタヌーンティーの旅に出て、東京の経済優先の価値観が音を立てて崩れる。「豊かさとは一体なんなのか?」を自分に問いかけるきっかけとなる。帰国後、立教大学大学院へ進学。在学中、乗馬の練習中に落馬して骨盤を骨折し2ヶ月入院。うつ病になるも、なんとか修士論文を書き上げ異文化コミュニケーション学修士号取得。卒業後、新築注文住宅の設計で風水との運命の出会い。しかし、設計は失敗。理想の未来を描けない東京の土地を離れ、2011年沖縄の離島へ移住。沖縄が東京から南西方位にあり、引っ越しのタイミングに風水的大吉方位だったので、風水の効果とやらを実験してみたかった。沖縄最初の新居は、築180年の琉球民家。離島の集落で王朝時代の風水集落に出会い、人生の使命を見つけたと確信して琉球風水師に転身。過去の新築住宅設計失敗の理由を徹底分析。2012年、親族も友人も誰も知り合いのいない宜野湾市で、琉球風水スクールを立ち上げる。ブログによる情報発信が新聞編集者の目に留まったことを機に、沖縄タイムス系新聞コラム通算80本以上執筆。有名企業・団体からの依頼でセミナー講師を務め、参加者の数は1000人以上に。新築住宅や商業空間の現場でも風水デザインを監修。2022年『琉球風水でナチュラルエレガント 風水空間デザインの教科書』出版。現在、聖地の点在する南城市の風水集落に住み、オンライン&対面のハイブリッド型のスクール、ロンジェ琉球風水アカデミー運営。少人数制の個別対応で、受講生に寄り添い、ひとりひとりの価値観にあった土地選び、家選び、室内装飾、生き方を一緒に考えている。県内の大学でも非常勤講師を務める。 「生き方に迷ったら、リセットボタンを押してみよ。人生はゲームさ。何度でもリスタートできるよ」 特典付きニュースレター「琉球風水インテリア通信」配信中 https://longe.jp/newsletter/