アロマと琉球風水ですっきり第13回 寝室2

インテリアとアロマで環境づくり

 

五感を癒し、安眠へ誘う

寝室は家の中で過ごす時間の最も長い場所。寝室の環境を良くすれば、開運効果も長続きします。今回は、寝室のインテリアの整え方とアロマの活用法をお話します。

寝室のインテリアは、統一感と落ち着きを

インテリアには統一感があることが最も重要です。床、壁、天井のベースカラーと調和するように、カーテン、ベッドカバー、枕カバーの素材と色は統一感をもたせましょう。

そして、色彩や形が柔らかく、光が穏やかであることも大切です。寝室は陰の空間であり、陽が強すぎると落ち着かない空間になります。派手な色や柄物が多い場合は、カーテンやシーツなどのファブリックに、落ち着いた印象のものを選ぶと良いでしょう。白は浄化作用が高いので、ベッドリネンで一式もっていると便利です。

鏡とテレビの配置に注意

前回のコラムでは、枕の向きとベッドの配置をお伝えしましたが、寝室では、鏡や電化製品の配置にも注意が必要です。まず注意すべき点は、寝姿を映し出すような配置に鏡を置かないことです。鏡があることで、寝ている身体に氣が強く当たりますので、無意識に身体が緊張してしまいます。ひどい場合には不眠症になることもあります。もし、鏡がある場合は、寝ている間だけ、布をかけるなどして覆います。

また、頭の上にテレビなどの電化製品があるのは良くありません。枕元の強い電化製品はイライラや不眠の原因になります。枕元は、安心感が得られて、すっきりと落ち着くように整えましょう。

寝室の環境は、各家によって様々ですが、そこで眠る人にとって、五感が癒され、良い睡眠が得られるよう、必要な環境を整えることが大切です。

寝室のアロマ空間デザイン(芳香浴)

眠る時のアロマの活用法も、シンプルであるほど、生活の中に取り入れやすく長続きします。枕元にアロマストーンを置いて、精油を3~5滴垂らせば、鼻との距離も近いので十分香ります。電気も使わずお手軽です。アロマストーンが無ければ、小皿にティッシュやコットンを置いて代用することでもできます。

就寝前は、ラベンダーやゼラニウムなどのフローラル系や、オレンジ、ベルガモット、サンダルウッドなど、副交感神経を刺激してくれる、リラックス、鎮静効果の高い香りで、気に入った香りを選ぶと良いでしょう。

寝室のお掃除とアロマハウスキーピング

寝室は、一日の運気の浄化と再生の場所ですので、清浄であることが大切です。また、湿気がこもらないよう、風と光を昼間のうちにしっかり通して、氣を循環させておきましょう。

寝室は、布が多いので、どうしても埃の溜まりやすい空間です。特に部屋の四隅やベッドの下に埃がたまらないよう、こまめにお掃除してください。拭き掃除であれば、ウエットティッシュや雑巾などに、アロマスプレーを吹きかけると、お掃除している間も良い香りが広がります。床や窓のお掃除、枕元の雑貨などを拭き上げる際にもアロマを活用してみましょう。

アロマdeハウスキーピング アロマスプレーの作り方

拭き掃除や・即効性のあるアロマ空間の演出に活躍します。

● 用意するもの

ビーカー、スプレー容器、無水エタノール10ml、精製水90ml、精油20滴

● 作り方 (容量100mlの場合)

・ビーカーにエタノールと精油を入れ、よく混ぜ合わせます。精油は水に溶けないため、エタノールでしっかり溶かします。
・スプレー容器にエタノールと精油を混ぜ合わせたものと精製水を90cc入れ、よく混ぜ合わせたら出来上がり。

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琉球風水研究者/ロンジェ®琉球風水アカデミー学長 立教大学大学院修士(異文化コミュニケーション)。 沖縄国際大学経済学部地域環境政策学科 非常勤講師。 首里城や風水集落を通して、琉球王国の自然観と空間思想を研究。 ロンジェ®琉球風水アカデミーでは、風水×テーブルコーディネートを融合した講座を主宰し、伝統と現代をつなぐ実践教育を展開。 著書に『風水空間デザインの教科書』(ガイアブックス)。