ロンジェ風水アカデミー、学長の東道里璃です。

今日は、最も多いご相談の一つ、新居のインテリアを成功させる3つのコツお話しします。

そのコツは、次の3つです。

  1. 予算を確保する
  2. ドアと家具をコーディネートする
  3. カーテンの色を得たい感情に合わせる

◆インテリア予算は、坪10万円が目安

まずは予算について。

新居のインテリアにお悩みの方も多いと思うのですが、実は「予算を確保していない」というのがインテリアが上手くまとまらない最大の原因であることがよくあります。

家づくりや引っ越しに慣れてないと、ここはなかなかわからない部分です。家具・カーテンの予算の目安はどのくらいかというと、1坪辺り10万円くらいみておくとよいと思います。30坪の家であれば、300万円です。

  この金額は、高ければ良いという意味ではありません。上質な家具やファブリックは、安く買うことはできないのです。家具で住宅ローンを組むことはできないので、家を建てている段階から家具のことまで考えて予算を準備しておきましょう。

◆世界観を合わせる

二つ目は、家具と建具のコーディネートについて。すでに内装の仕上げが終わった家に入居する時は、建具(ドア)のデザインと、家具デザインが調和することを一番に考えましょう。

インテリアの全体的な調和を作り出す一番のポイントは、「ドアのデザインと家具の世界観があっていること」です。木製であれば、木の素材と色を合わせ、脚のカッティングのデザインを和、欧、アジアンなど、スタイルを統一させます。

美とは調和から生まれるものなので、家具や建具の一つ一つを、気に入ったもの、高級なものを選んでも、全体が調和しなければ美しく見えません。

 インテリアのコーディネートは、手間も時間もかかるので、住宅販売会社は、意図的にインテリアのアドバイスをしないという話を聞きます。インテリアのトータルコーディネートは、もしかしたら、間取り設計よりも手間と労力がかかるかもしれません。ですから、インテリアコーディネートまでサービスに含めると、事業として採算が合わない、ということが出てくるかもしれません。

「インテリアまで、とてもアドバイスはできません」という住宅業界の方も、建具のカタログを施主様にお渡しする時、「どんな家具をお使いになりたいか」をお聞きして、その世界観に合わせた建具のカタログをお渡しして差し上げることができたら、とても喜ばれるのではないでしょうか。

◆風水の良い空間=全体の調和が取れている

三つ目は、カーテンの色を得たい感情に合わせることです。壁、床、天井の色がすでに決まっている時は、カーテンが得たい感情を最終的に調整できるパワフルなツールになります。

LDなどのパブリック空間は、明るく、元気で、笑顔になりたいとお考えの方が多いので、陽の氣を補う、オレンジなどの暖色系や明るい色が相性が良くなるケース多いです。

逆に寝室などのプライベート空間は、落ち着いて、心穏やかに過ごしたいと思う場所なので、陰の氣を補う、グリーンやラベンダー色などが相性がよくなるケースが多いです。

「相性が良くなるケース多いです」という言い方をしているのは、太陽の光の入り方や、他の壁紙、床・天井がどんな色かで相性の良い色が変わるので、あくまで、傾向としてお話しいたしました。

今日は、「新居のインテリアを成功させる3つのコツ」というテーマでお話ししましたが、いかがでしたでしょうか? 上質感があり、全体が調和していて、陰陽バランスが整っていると、あとは、そんなに凝らなくても、花や植物を飾る程度で十分素敵なインテリアになります。

◆「美」は「調和」から生まれる

さて、今日のお話は「風水とどう関係あるの?」と思われた方も多いかもしれません。しかし、今回のお話しは、全て、風水的な視点からお話ししています。風水思想の軸になっているのは「統一感と調和」がとれているものを「美しい」と捉える考え方です。「美とは調和」と捉える「美学」ですので、開運置物以前に、「全体の調和がとれている空間」が風水の良い空間です。

カーテンの色といえば、西に黄色、北にピンクと思われている方も多いかもしれません。しかし、風水は日常生活に実践的に役立つ「実学」でもありますので、色選びは、その部屋で「得たい感情を得る」ために陰陽バランスを整えるほうが先です。

でも、八方位の運気によるラッキーカラーも取り入れたいですよね。その時は、八方位の色でテーマカラーを決めたら、その部屋で得たい感情に合わせて彩度を下げたり、明度を高くしたりして、陰陽バランスを整え、カスタマイズしましょう。

「予算を確保する」というのは、全体を俯瞰して大局的な視点からものごとを見るという風水哲学を持つ者の「本質的な在り方」です。予算の組み方を間違えるだけで、うまくいくものもうまくいかなくなります。インテリアは、デザイン性だけで考えるのではなく、どんな商品が、いくらくらいで買えるのか、最適化した予算を確保できることも、重要な成功要因になります。

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【首里城の風水思想をあなたの家に】 株式会社ロンジェ 代表取締役 東道里璃 琉球風水師・風水空間プロデューサー 立教大学大学院異文化コミュニケーション学修士 著書「琉球風水で叶うナチュラルエレガント 風水空間デザインの教科書」ガイアブックス 風水空間デザイン®を実践的に学ぶロンジェ風水アカデミー学長。オンラインとリアルのハイブリッドスクール。 風水空間デザイン®は、宇宙の原理原則✖️脳科学で、理想の自分になれる空間を設計します。建築・インテリアのプロも認める風水です。 東京世田谷で生まれ育つ。高学歴・アナウンサーという職業で、表面的には幸せに見えた。しかし、家族の他界や、落馬して骨盤を骨折しうつ病になる。 幸せそうに見えて不幸な人生から、心の幸せを求めて風水に出会う。風水の実践から思考習慣が変わり、心の幸福度が上がることを体感する。 しかし、一般向け風水書籍の知識の寄せ集めによる新築住宅の設計は失敗する。大地震を機に東京から沖縄に移住。建築設計に通用する王朝時代の伝統風水術に出会い、琉球風水師になることを決意。 その風水術は、建築・インテリアの専門家に注目され、セミナー参加者は1000人を超える。沖縄建築賞の最高賞を受賞歴をもつ一流建築士とのコラボ設計は新聞の一面を飾り、住宅の専門紙で多数の風水コラムを執筆。 幸福感に満たされ理想の自分になれる「風水空間デザイン™️実践会」を主宰し、建築・インテリアの設計者を風水空間デザイナー®️へと育成。一人でも多くの人が美しく心地よい住まいで暮らすことができるよう、新築を控えた人たちや住宅業会の関係者が風水を実践して学ぶコミュニティを運営している。 「首里城の風水と宇宙の本質」講演動画をプレゼントしています。