「デザイン的には申し分なく美しい空間だけど、何か落ち着かない…」

こんな経験ありませんか?

こんにちは。ロンジェ風水アカデミー、学長の東道里璃です。

今日は、インテリアのコーディネート力を底上げし、心地よい空間をつくり出す、とっておきの方法をお伝えします。

私は、自然と調和して、科学的に幸福度の上がる空間を設計デザインし、人生が自然と調和するインテリアデザインを指導しています。インテリアのトータルコーディネートの魅力をアップする方法の一つは、「風水思想」を活用することです。

この記事でお話しする、デザイン的に美しい空間が心地悪いと感じる原因と解決策を知ることで、あなたの家のインテリアを美しく、心地よくトータルコーディネートすることができます。

リゾート建築のような心地よさを感じる、沖縄県内のおすすめスポット3選もご紹介しますので、空間づくりの参考になさってください。

落ち着かない原因は、ツルツル・ピカピカの家具 

デザイン的に美しい空間が心地悪いと感じる原因。一体、何だと思いますか? 風水師が見れば、その答えはとてもシンプルです。

原因は、主に2つあります。

  1. 氣の流れが速すぎる
  2. 配色が陰性(寒色系、暗い、低彩度、淡い)に偏り過ぎている

ですから、風水思想の基本的な考え方で「氣の流れ」を整えて、色の「陰陽のバランス」を調整すれば、空間の心地悪さは簡単に解決できます。

まず、氣の流れが速すぎる原因は、人工的な素材を多用し、建材や家具の表面がツルツル、ピカピカしているこす。

そして、配色が陰性に偏りすぎる原因は、内装がコンクリート打ちっぱなしであったり、黒やグレーなど陰性の色を多用していることです。

実は、これらの問題を引き起こす、典型的なインテリアスタイルが2つあります。それは、モダンスタイルとインダストリアルスタイルです。

この2つのスタイルは、インテリアデザインとしては完成度が高かったとしても、自然を感じない素材を使っていることが多いため、人が心地よいと感じる条件が少なくなりがち。人が落ち着いて長居することができないため、回転率をよくして売り上げをあげたいファーストフード店などには、戦略的にぴったりのインテリアスタイルです。

しかし、ゆったりとくつろぎたい自宅や、お客様の滞在時間を長くしたい場合は、氣の流れが穏やかで、その空間で得たい感情に合わせた色を取り入れた空間が心地良いです。その色や素材を選ぶ際に、風水理論の一つである陰陽論が活用できます。

インテリアコーディネートでは、風水が良いか悪いかというよりも、空間の使い方にあった氣の流れを、意識的に設計できる力があるかどうかが重要です。

おすすめは、自然を感じるリゾートスタイル 

ここまで話を聞くと、

「では、風水的におすすめのインテリアスタイルってありますか?」

というご質問がでてきそうですね。

もちろん、あります。

それは、「リゾートスタイル」です。

こちらはインテリアというより、建築様式にもなるかもしれません。

また、沖縄の伝統民家である琉球民家も、素晴らしい風水です。これは、琉球王朝時代の風水師が意図的に作ったものでもあります。

私が建築・インテリアに興味をもつようになったきっかけは、1990年代にバリ島の旅でであった、ウブドの森の中にあるバリモダン建築でした。

次に出会った衝撃的な建築は、シンガポールのラッフルズホテルです。

いずれも、欧米の文化とアジアの気候風土のコラボレーションです。アジアのナチュラルな素材と開放感に、西洋のクラシカルなインテリアが融合した、自然を感じる洗練された空間でした。

「こんな家に住みたい!」

その想いを追求していったら「琉球風水」にたどり着きました。リゾート建築のような心地よさを、再現性高く設計できる考え方が、琉球王朝時代から伝わる風水思想の中にあったからです。

その琉球風水の考え方をベースに、表面的なデザイン性だけでなく、人の脳と心の快適さまでも追求。再現性高く、心地よいインテリアを設計できる方法が、ロンジェ®︎の風水空間デザイン™️です。

沖縄のおすすめスポット トップ3

ここで、氣の流れの整った心地よさを体感できる、沖縄県内の私のおすすめスポットを3つご紹介したいと思います。

  1. 中村家住宅(築300年の琉球民家)
  2. ザ・リッツ・カールトン沖縄
  3. ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄

沖縄は緊急事態宣言中で、まだまだ旅行が気軽にできる状況ではないですが、コロナが落ち着いた後には是非、氣の流れの整った心地よさをご体感くださいね。

今日は、インテリアのトータルコーディネートの魅力をアップし、心地よい空間をつくり出す「風水思想」の活用方法をご紹介しました。

環境学としての風水は、脳科学や心理学的に心地よい空間をつくる考え方で、インテリアの魅力を底上げします。

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東道里璃【Lily Todo】 株式会社ロンジェ 代表取締役 立教大学大学院異文化コミュニケーション学修士 著書「琉球風水で叶うナチュラルエレガント 風水空間デザインの教科書」(ガイアブックス刊) 東京世田谷区出身。成蹊大学経済学部卒。財団法人日本道路交通情報センターに入社し、JARTIC道路交通情報キャスターとしてNHKテレビ、J-waveなどに出演。夢を叶え、充実した人生であったが、忙しい生き方に疑問を抱く。「自然が好き」という価値観に素直に生きることを決意し、退職してニュージーランドへ。1年間、スクーバダイビング、スノーボード、トレッキング、アフタヌーンティーの旅に出て、東京の経済優先の価値観が音を立てて崩れる。「豊かさとは一体なんなのか?」を自分に問いかけるきっかけとなる。帰国後、立教大学大学院へ進学。在学中、乗馬の練習中に落馬して骨盤を骨折し2ヶ月入院。うつ病になるも、なんとか修士論文を書き上げ異文化コミュニケーション学修士号取得。卒業後、新築注文住宅の設計で風水との運命の出会い。しかし、設計は失敗。理想の未来を描けない東京の土地を離れ、2011年沖縄の離島へ移住。沖縄が東京から南西方位にあり、引っ越しのタイミングに風水的大吉方位だったので、風水の効果とやらを実験してみたかった。沖縄最初の新居は、築180年の琉球民家。離島の集落で王朝時代の風水集落に出会い、人生の使命を見つけたと確信して琉球風水師に転身。過去の新築住宅設計失敗の理由を徹底分析。2012年、親族も友人も誰も知り合いのいない宜野湾市で、琉球風水スクールを立ち上げる。ブログによる情報発信が新聞編集者の目に留まったことを機に、沖縄タイムス系新聞コラム通算80本以上執筆。有名企業・団体からの依頼でセミナー講師を務め、参加者の数は1000人以上に。新築住宅や商業空間の現場でも風水デザインを監修。2022年『琉球風水でナチュラルエレガント 風水空間デザインの教科書』出版。現在、聖地の点在する南城市の風水集落に住み、オンライン&対面のハイブリッド型のスクール、ロンジェ琉球風水アカデミー運営。少人数制の個別対応で、受講生に寄り添い、ひとりひとりの価値観にあった土地選び、家選び、室内装飾、生き方を一緒に考えている。県内の大学でも非常勤講師を務める。 「生き方に迷ったら、リセットボタンを押してみよ。人生はゲームさ。何度でもリスタートできるよ」 特典付きニュースレター「琉球風水インテリア通信」配信中 https://longe.jp/newsletter/