カーテンやディスプレイを一生懸命考えても、結局、部屋全体がうまくまとまらない…。

そんなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか?

こんにちは。ロンジェ風水アカデミー、学長の東道里璃です。今日は、風水インテリアのトータルコーディネートが成功する「10のポイント」をお話しします。

これからご紹介する10のポイントをチェックすることで、インテリアコーディネートがなんとなくうまくいかない「原因」がわかり、「改善ポイント」のヒントが得られます。読んだ後、すぐに実践できる内容ですので、ぜひ、お役立てください。

「Yes」と言えなかったことが改善ポイント 

ロンジェ®︎では、間取り設計とインテリア設計のご相談に対応しておりますが、特に、インテリアのニーズがすごく高いです。

というのも、間取り設計であれば、それが満足いくか、いかないかは別として、建築士という専門家がプランを描いてくれます。

一方、インテリアの場合、インテリアコーディネーターにプランを立ててもらう、という環境は日本にはほとんどありません。自力でなんとかしなければなりませんが、洋服のコーディネートに比べるとインテリアのコーディネートはハードルが高く、戸惑われる方が多いのです。

何をどうすれば、美しいインテリアになるのか。コーディネートがまとまらない「原因」は何なのか。それがわかれば、改善する方法もおのずと見えてきます。

インテリアのトータルコーディネートでお悩みの方はぜひ、これから紹介する10のポイントを、各部屋ごとにチェックしてみてください。

1から順番にチェックしていっていただき、「Yes」と言えなかったところが、インテリアがまとまらない「原因」であり、「改善ポイント」です。

全体的にテイストが合っていて、統一感がある
家具が主役にコーディネートされている
家具とドアの色、及びテイストは調和している
良い氣が流れる、ゆとりを感じる家具のレイアウトになっている
インテリアスタイルに合うカラーパレットで、得たい感情にあった色使いがされている
照明デザインは部屋のテイストに合い、光の色がその空間で得たい感情と合っている
カーテンは、上質感があり部屋のテイストや色使いと調和している
全体の統一感の中で、クッションなどのファブリックが美しいアクセントとなっている
フォーカルポイントに、良い氣を発する美しいアイテムが入っている
10生活感が出る家電や家具を見せない、使わない。テイストの合わないものを表に出さない

美しさのカギは「全体の調和」と「統一感」 

ご紹介した10のチェックポイントは、ご自宅のインテリアの現状をセルフチェックできる、ロンジェ®︎オリジナルの分析シートを構成している視点です。具体的な表現は各空間によって変わってきますが、本質的な部分を抜き出しました。

部屋全体のインテリアのチェックポイントを10の視点から見ていきますが、1から10の順番は適当ではなく、意味があります。

それは、「全体」→「部分」へと視点を移していくことです。

インテリアが上手くまとまらない根本的な原因は、チェック項目の1~6にあります。にもかかわらず、TVや雑誌、Youtubeやブログ、本などの見出しに使われるのは、チェック項目の7~10が多いです。

7〜10の項目は、簡単で、誰にでもできて、あたかもうまくいくように感じるかもしれません。でも、インテリアのベースとなる1〜6の部分ができていないところに、手っ取り早くできそうな7〜10の部分だけ手を入れても、残念ながらうまくいきません。

なぜならば、本来の風水の良い空間とは、部分的に何かを加えることでできあがるのではなく、全体の調和と統一感によって作られるからです。

置物をおいたけど

カーテンをラッキカラーにしたけど

観葉植物を買ってみたけど

パワーストーンを買ってみたけど

うまくいかなかったわ…

という方は、多いのではないでしょうか? 

1~6の部分というのは、家にくっついている部分。専門業者へ依頼する手間やコストがかかるので、簡単には変えられないですよね。それだけに、新築やリフォームの時にきちんと設計デザインすることが、とても重要なのです。

全体の調和に、風水ツールが役に立つ 

今回は、インテリアのチェックポイントをお伝えしましたが、分析シートは「インテリア」に加えて、「間取り」と「暮らし方」もあり、3つの側面から、あなたの住まいの風水を診断することができます。なんとなく感じている「心地悪さ」の原因が分かり、改善できます。ご興味のある方は、参考になさってください。

「風水セルフチェック診断サポート」はこちら

最後に、風水でインテリアをトータルコーディネートする上で、一番大切なことをお伝えします。

それは、「風水は『主役』ではない」ということです。

インテリア全体の調和を取るための考え方として、自然界の循環の法則、陰陽五行論、八卦の哲学という風水ツールが役に立ちます。

風水とは、安心・安全・快適な生活を実現するための、実践的かつ機能的なツールです。上手に活用することで、自然との調和を大切に、美しさと心地よさが両立する空間づくりができます。

コロナで家にいる時間が長くなりますが、少しでも家の中で、幸せな時間を過ごせますように。

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東道里璃【Lily Todo】 株式会社ロンジェ 代表取締役 立教大学大学院異文化コミュニケーション学修士 著書「琉球風水で叶うナチュラルエレガント 風水空間デザインの教科書」(ガイアブックス刊) 東京世田谷区出身。成蹊大学経済学部卒。財団法人日本道路交通情報センターに入社し、JARTIC道路交通情報キャスターとしてNHKテレビ、J-waveなどに出演。夢を叶え、充実した人生であったが、忙しい生き方に疑問を抱く。「自然が好き」という価値観に素直に生きることを決意し、退職してニュージーランドへ。1年間、スクーバダイビング、スノーボード、トレッキング、アフタヌーンティーの旅に出て、東京の経済優先の価値観が音を立てて崩れる。「豊かさとは一体なんなのか?」を自分に問いかけるきっかけとなる。帰国後、立教大学大学院へ進学。在学中、乗馬の練習中に落馬して骨盤を骨折し2ヶ月入院。うつ病になるも、なんとか修士論文を書き上げ異文化コミュニケーション学修士号取得。卒業後、新築注文住宅の設計で風水との運命の出会い。しかし、設計は失敗。理想の未来を描けない東京の土地を離れ、2011年沖縄の離島へ移住。沖縄が東京から南西方位にあり、引っ越しのタイミングに風水的大吉方位だったので、風水の効果とやらを実験してみたかった。沖縄最初の新居は、築180年の琉球民家。離島の集落で王朝時代の風水集落に出会い、人生の使命を見つけたと確信して琉球風水師に転身。過去の新築住宅設計失敗の理由を徹底分析。2012年、親族も友人も誰も知り合いのいない宜野湾市で、琉球風水スクールを立ち上げる。ブログによる情報発信が新聞編集者の目に留まったことを機に、沖縄タイムス系新聞コラム通算80本以上執筆。有名企業・団体からの依頼でセミナー講師を務め、参加者の数は1000人以上に。新築住宅や商業空間の現場でも風水デザインを監修。2022年『琉球風水でナチュラルエレガント 風水空間デザインの教科書』出版。現在、聖地の点在する南城市の風水集落に住み、オンライン&対面のハイブリッド型のスクール、ロンジェ琉球風水アカデミー運営。少人数制の個別対応で、受講生に寄り添い、ひとりひとりの価値観にあった土地選び、家選び、室内装飾、生き方を一緒に考えている。県内の大学でも非常勤講師を務める。 「生き方に迷ったら、リセットボタンを押してみよ。人生はゲームさ。何度でもリスタートできるよ」 特典付きニュースレター「琉球風水インテリア通信」配信中 https://longe.jp/newsletter/