ロンジェ琉球風水アカデミー
学長の横川明子です。

今日は、首里城にて、
屋根瓦の漆喰(しっくい)をはがすという
ボランティア活動に参加してきました。

皆様もご存じの通り、
2019年10月31日に首里城が焼けてしまいました。

これから首里城を復元するにあたり、
様々な課題がありますが、
瓦職人さんの不足というのも
課題の一つです。

瓦は、ススで黒くなってしまっているものも多く、
瓦と瓦を接続する漆喰をはがしても、
どんな風に再利用されるのか、
まだ決まっていないそうですが、
少しでも、前進できるお手伝いができたのであれば
嬉しく思います。

ボランティア活動の場となっているのは、御内原という首里城正殿の後ろ側の空間。

前方に見えるのは、奉神門。有料エリアの入り口だったところです。
目の前に見える4段の階段が、首里城正殿の後ろ側の階段だと思います。
焼け焦げた瓦や木材などが、大きな袋に入れられた状態で、数百個はあったでしょうか。
御庭に敷き詰められていました。

1人1人に、作業用具が準備されています。ゴーグル、マスクに、漆喰をはがすスクレーバー。そして、仕上げようの金属ブラシ。隣の方とも2m以上離れて座って作業するようになっており、完全防備でコロナ感染予防対策にもなっていました。

まずは、瓦職人さんが、漆喰はがしのデモンストレーションを見せてくださいました。

慣れない手つきではありますが、なんとか漆喰をはがしていきました。
職人さんが回ってきてくださり、上手くいかないと、いろいろアドバイスをくださいます。
漆喰はがしは、「ストロークを短く」とのアドバイスで、小刻みに、はがしていきます。

漆喰の凸凹した部分が大まかにはがし終えたら、今度は、金属ブラシで仕上げていきます。

全ての作業が終わると、瓦職人さんがやってきて、瓦の音をチェックします。
良い瓦と、良くない瓦の選別は、良い瓦の音は、高くてきれいに響き、良くない瓦は響きが鈍いです。
良い瓦は、100年、200年ともつので、大切な建物に使い、響きの良くないものは、花壇に植えたりすることで、活用できるそうです。

首里城公園から、感謝状をいただきました。

今日、首里城へ行って驚いたのは、
これまでに感じたことのないほどのエネルギーの強さでした。

2011年から100回以上首里城に通っておりますが、
過去最高でした。

城郭内全域に強い氣が巡り、
その氣が、門から噴き出して、外にあふれ出ています。

直感で感じたのは、
世界各地で、特に、中国やイタリアで、経済活動が止まったことで
環境問題が改善されている事例がありますが、
首里城でも同じ現象なのかなと。。。

正殿延焼の後から、観光客が減っていましたが、
さらに、コロナの影響で、首里城もガラガラです。

首里城がエネルギーを取り戻すために
必要な時間なのかもしれません。

今までありがとう。
そして、これからの復帰に向けて、
少しお休みして、元気を取り戻してほしい。
そんな気持ちになりました。

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琉球風水研究者/ロンジェ®琉球風水アカデミー学長 立教大学大学院修士(異文化コミュニケーション)。 沖縄国際大学経済学部地域環境政策学科 非常勤講師。 首里城や風水集落を通して、琉球王国の自然観と空間思想を研究。 ロンジェ®琉球風水アカデミーでは、風水×テーブルコーディネートを融合した講座を主宰し、伝統と現代をつなぐ実践教育を展開。 著書に『風水空間デザインの教科書』(ガイアブックス)。