ロンジェ®️風水アカデミー学長の東道里璃です。
2021年2月の風水空間デザイン実践会の、活動報告をいたします。
新コンテンツ「土地の風水調査」
1月から本の執筆をスタートし、これまで手掛けてきた新築コンサルティングの手順を一つひとつ洗い出しています。その中で、新たなコンテンツ「土地の風水調査」がまとまり、講義を行いました。
家を新築するとき、一番はじめに訪れる難関は、土地選びですよね。ロンジェ®️の風水空間デザインでは、「氣の流れ」と「方位」の両面から土地を見ていくのですが、そのステップは4つあります。
1)事前準備、2)現地調査、3)箱の具体化、4)土地の診断です。
まず事前準備では、土地の形や周辺環境、人の想い、方位をざっくりとリサーチし、「氣の流れ」の予測と、「方位鑑定」の結果をみておきます。事前準備をすることで、現地調査の際に、自然と調和する氣の流れと方位鑑定を組み合わせて、住宅の向きや配置がイメージしやすくなります。
土地の形は、きれいな四角形が理想的です。周辺環境は、グーグルアースを使ってバードビューで土地を見て、チェックします。「氣の流れ」は形から生じるので、周辺環境の状況からある程度の予測ができますが、実際の「氣」は、現地でしか確認できません。
現地調査は、その場の「氣の流れ」を、感覚でもつかむことが主な目的です。まずは、敷地の中を歩き回り、自然の氣(光・風・水)、人工的な氣(周辺の建物や道路などの状況)をチェックします。そうすると、「ここに立って、こっちを向くと最高に気持ちがいい」というポイント「ゴールデンゾーン」が浮かび上がってきます。
このゴールデンゾーンを中心に、事前準備で作成した方位鑑定の結果にも目を向けて「氣の流れ」と「方位」を融合し、建物の向きと配置をイメージします。建物の向きと配置をイメージする際は、風水のさまざまな考え方をトータルに、バランスよく取り入れていくことがポイントです。
現地調査のラストは、周辺散策です。私は、施主様と一緒に周辺のエリアを1時間くらいかけて歩きます。住み心地の良い家を作るためには、自然の流れに逆らわないように建てることが大切です。周辺の自然の氣と人工的な氣と、どのようしたら調和するのかという視点を持って、「氣」を感じてみましょう。
現地調査を終えたら、箱の具体化です。まずは、事前準備、現地調査、施主様へのヒアリングで得た情報をまとめ、気になったことは改めて風水の文献で調べ直します。プランニングに必要な情報が集まったら、「箱」のイメージを瞑想で降ろします。
最後に、土地の風水診断を行います。全ての情報をまとめてメリットとデメリットを洗い出し、ニュートラルな視点で土地をみて、施主様と意見交換した上で判断します。判断のポイントは、土地と使い方の相性です。住宅に向いている土地なのか、商用空間向きなのか。駐車場と道路の位置関係、暮らしの営みの心地よさなどを踏まえ、それぞれのケースに合わせて総合的に判断します。
愛知県と神奈川県から新入生
2月は、神奈川県と愛知県から2人の新入生が入学されました。お一方は、駆け出しのインテリアコーディネーター。もうお一方は、これから新築を予定されているお施主様です。
ロンジェ®︎の風水空間デザイン講座はオンラインで学べますので、日本全国、海外からでも受講できます。また風水空間デザインは、土地選び、建築、インテリア、暮らしを一気通貫していますので、建築士やインテリアコーディネーター、不動産投資家、整理収納の専門家など、住宅建築に関連したさまざまな領域の方が集まっています。
普段は各自、ご自身のペースで課題に取り組まれていますが、毎月のグループコンサルやFBコミュニティーでそれぞれの課題の進捗や学びをシェアして、交流も楽しまれていらっしゃいます。
美しい色使いが再現性高くできる「陰陽バランスミキサー」
統一感のある洗練された美しいインテリア、憧れますよね。でも、どうすれば調和の取れた美しいインテリアをトータルにコーディネートできるか分からない、とお悩みの方も多いと思います。
ロンジェ®️の風水空間デザインには、美しく調和の取れた空間を、再現性高く作りだす仕組みがあります。今月は、美しい色使いを生み出す「陰陽バランスミキサー」についてご紹介したいと思います。
風水空間デザインでは、陰陽論と八方位という2つの鑑定法を掛け合わせて、インテリアのテーマカラーとモチーフを決めます。陰陽論は、インテリアの色、柄、素材のバランスを取るのに非常に優れた鑑定法です。
私がインテリアを整えるときは、頭の中でオーディオミキサーのようにつまみを動かして、陰と陽のバランスを調整しています。この陰陽バランスミキサーのつまみは、「色」「柄」「材質」の3つに分かれています。
色はさらに、暖色系と寒色系、明暗、濃淡、鮮やかなのか、彩度が低いのかという4つのつまみがあります。柄は、多色づかいか単色か、柄の大小。華やかなのか、地味なのかの3つ。材質は、ツルツルかザラザラか、生地が厚いのか薄いのかで、氣の流れるスピードを調整し、陰陽のバランスを取っています。
お施主様の要望と環境条件を踏まえて、陰陽方位鑑定と八方位の鑑定を掛け合わせ、陰陽バランスミキサーで編集すると、調和の取れた美しいインテリアを、あなたのオリジナルにカスタマイズすることができます。
受講生の実践事例
ご自宅を風水リフォームするため、インテリアをトータルでプランニングされている受講生が制作した、リビングのプレゼンボードをご紹介します。
インテリアのプランニングでは、最初に、建具の色に合わせて家具(テレビボード、ダイニングテーブル、チェア)を選んだ後、ファブリックをコーディネートしていきます。
こちらのリビングは2面に大きな掃き出し窓があり、カーテンの占める面積が非常に大きいため、カーテンを柄物にしてしまうとかなり賑やかな印象になってしまいます。そこで、テレビボードの背面の壁にアクセントクロスを貼ることにし、壁紙にはウィリアム・モリスのゴールデンリリーを選ばれました。
この壁紙に使われている色をとって、カーテンはグリーンの無地を選び、さらにダイニングテーブルには壁紙と同じ柄のテーブルランナーを合わせています。八方位から導き出した幸運のモチーフを壁紙にさりげなく、美しく取り入れて、陰と陽の調和を図りながら、トータルにコーディネートされています。
プレゼンボードを作成された受講生のご感想
インテリアをトータルに揃えると心地よい住まいになる、というイメージがすごく身近になったので、嬉しさと楽しみとワクワク感でいっぱいです。家が整って、自分がイメージしている空間にちょっとずつ近づいてくると、心がとても落ち着いてきます。総合的にコーディネートすることに意味があるなと実感しています。
受講生インタビュー
「自然と対話している感覚がしてきました」
今月は、イギリスと東京、沖縄を拠点に活躍。世界のインテリアを見ているインテリアコーディネーター、黒石レイチェルさんの動画をご覧いただければと思います。
無料WEBセミナー実施中
ロンジェ風水アカデミーは、無料WEBセミナー、ウェビナーを実施中です。
約90分のウェビナーでは、建築・インテリアのプロも認める「風水空間デザイン」の新築設計プロセスの全体像を、ご理解いただくことができます。
宇宙の原理原則と脳科学で、理想の自分になれる空間設計ができれば、住環境のストレスから解放され、快適な空間と自分軸を手に入れることができます。
あなたのお好きな日にちと時間を選んで、ご参加ください。
東道里璃 (とうどう りり)
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